熊谷地方気象台が4月21日、今年初の真夏日(日最高気温が30℃以上)を観測した。
14時18分、熊谷地方気象台が観測した気温は30.4℃。関東地方は午前中から強い日差しと暖気の影響で気温が上がった。例年より早く4月中に真夏日が観測されるのは2018(平成30)年以来5年ぶり。観測史上最速の真夏日となった。気象庁は季節外れの暑さが続いているとして熱中症への注意を呼びかけている。
気象庁によると、観測史上最も早かった真夏日は2018年と2004(平成16)年、1998(平成10)年の4月22日、最も遅い真夏日は1954(昭和29)年7月26日だった。
夏の風物詩として知られる八木橋百貨店の「大温度計」は設置前だったが、買い物客らがタオルをうちわ代わりにしてあおぎ、空を見上げる姿があった。近所に住む男性は「八木橋の温度計はまだだけど、夏みたいだ」と話していた。