見る・遊ぶ 買う

八木橋百貨店「伝え場」で熊谷アスリート野菜「金ごま」販売

八木橋百貨店の井田剛史さん(左)と生産者の高橋涼馬さん(右)

八木橋百貨店の井田剛史さん(左)と生産者の高橋涼馬さん(右)

  • 163

  •  

 熊谷のサッカー選手で農家の高橋涼馬さんが4月24日、八木橋百貨店(熊谷市仲町)3階のプラグスマーケットで熊谷アスリート野菜「金ごま」の販売を始めた。

3階プラグスマーケット「伝え場」コーナーで販売する熊谷アスリート野菜「金ごま」

[広告]

 アスリートが作る野菜=「熊谷アスリート野菜」と名付けた商品。熊谷のサッカーチーム「江南ブロッコリーズアカデミー」(埼玉県1部リーグ)に所属する選手の高橋さんが、サッカー選手として活動しながら市内の畑で栽培している。

 「金ごま」は100グラム600円。生ゴマのため、使う分を中火にかけ、色が変わるくらいまで炒(い)って食べる。高橋さんは「炒ると幸せを感じるような香りがして、擂(す)ると栄養が体に吸収されやすくなる。ふりかけやごまあえ、郷土料理の冷や汁うどんにも使える」と話す。

 販売場所はプラグスマーケットの「伝え場」コーナー。地域産品を集めて販売・宣伝するゾーンで、地域の商品を紹介し、1、2週間ごとのポップアップ形式で販売イベントを展開する。同店営業本部営業推進課長兼顧客戦略・DX課長の井田剛史さんは「『伝え場』は地元の逸品を発見してもらうための売り場。『金ごま』は、クマのマークが目印の「クマコレ」(熊谷コレクション)で紹介している。商品を知ってもらうきっかけになれば」と話す。

 農業を始めたきっかけについて、高橋さんは「チームが1部リーグに昇格した後、サッカーに注力するため時間の使い方を自分で決められることから農業を始めた」と話す。高橋さんは名門「江南南サッカー少年団」の出身。恩師の松本暢佑監督が農業をしながらサッカーに携わっていることも後押しした。ゴマの栽培も松本監督からのアドバイスで、「日持ちする上に、ゴマ農家は珍しいからと始めたが、最初はゴマがどのように生えるかも知らなかった。農業はうまくいかないこともあるが、手をかけたらかけた分育つ。現在江南南サッカー少年団で子どもたちにサッカーを教えているが、子育てや子どもたちへの指導に似ていると感じる」と話す。

 「収穫から乾燥、選別と大変な手間と労力がかかるゴマ。農業を始めて4年。たくさんの人に助けてもらって、やっと販売できるまでになった。一粒一粒に感謝を込めた。ゴマの魅力を知ってほしい」とも。

 営業時間は10時~18時30分。当面の間、販売する。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース