道の駅おかべ(深谷市岡、TEL 048-585-5001)が4月28日、「深谷ネギソフト」の販売を始めた。
「見た目のインパクトに『え?』と食べるのに戸惑った」「でも意外にいける」と開発を振り返るスタッフ。「年間通じて深谷ねぎを楽しんでもらいたい」と話す
冬に旬を迎える深谷市特産の「深谷ねぎ」。道の駅おかべでは毎年11月下旬~3月上旬まで、箱詰めのネギ販売をはじめ、じか火で一本丸ごと焼いて食べる「深谷ねぎカルソッツ」を販売、イベントを企画するなど、旬の深谷ねぎのおいしさと魅力を伝えてきた。
道の駅のスタッフによると、以前から3月以降もネギ販売について問い合わせがあり、「年間通じて深谷ねぎを楽しんでもらうにはどうしたらいいか」「旬以外の時期に深谷ねぎブランドの価値を落とすことなく楽しんでもらうにはどうしたらいいか」を考えていたという。
「深谷ネギソフト」は、バニラソフトクリームに凍らせた小口切りのネギ(生)を載せ、長ネギの風味とうまみを凝縮したという「ねぎパウダー」をふりかけた商品。ソフトクリームの上には深谷のイメージキャラクター「ふっかちゃん」のツノを思わせるネギ色のチョコレートを2本添える。価格は480円。
道の駅を運営する「ふかや物産観光」マネジャーの香月幸生さんは「生ネギのシャキシャキした音と食感、ネギパウダーの青い香り、青臭い味、辛みで楽しさを演出した。五感を深谷が包み込むような商品」と自信を見せる。最初に試食したという同マネジャーの古澤和彦さんは「見た目のインパクトから『え?』と食べるのに戸惑ったが、口にすると意外にいけると思った」と振り返る。その後、スタッフ内で試作を重ね、マイルドな味ながらネギのおいしさをと特徴が味わえる商品に仕上がったという。
香月さんは「道の駅といえばご当地ソフトと言われるように、各地で名物や特産物を使ったソフトクリームがある。帰省したり旅行に行ったりと、家族や友人、一人でなど休憩や観光シーンで楽しんでもらえる『深谷のご当地ソフト』として広まれば」と期待を寄せる。
販売時間は8時~19時。