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熊谷・三尻小が開校150周年記念イベント 記念ソング披露も

全校生徒で開校150周年記念ソング「未来へ~未知~」を歌い、開校150周年を祝った

全校生徒で開校150周年記念ソング「未来へ~未知~」を歌い、開校150周年を祝った

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 熊谷市立三尻小学校の開校150周年記念式典が5月29日、熊谷文化創造館さくらめいと(熊谷市拾六間)で行われた。

ミニコンサートで演奏した卒業生でピアニストの青木駿太さん

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 1873(明治6)年、幸安寺(熊谷市三ヶ尻)に三箇尻小学校として開校。後に改名し三尻小学校となった。在校児童数は354人。

 開校150周年記念式典と記念イベントは2カ所で行う2部制で、第1部は熊谷文化創造館「さくらめいと」で第2部は三尻小学校を会場に開かれた。会場では、実行委員を中心に、「子どもたち、地域の思い出に残るものを」とさまざまな企画を立て一日を通してイベントを行った。イベントは、記念を祝う獅子舞やミニコンサート、代表児童による作文発表、三尻っ子宣言、全クラス縦割りチームで競う「みしリスクイズグランプリ」など。会場には保護者や地域住民も集まった。

 同校出身でPTA会長就任時に「三尻小おやじ倶楽部」を立ち上げた権田清志実行委員長は「三尻小を通して子どもたちも親世代もつながっている。学校が地域の絆をつないでいる。150周年が改めて人々の記憶を呼び起こすことで、さらに素晴らしい三尻小や三尻地域になることを願っている」と祝辞を寄せた。

 第1部のミニコンサートでは、シンガー・ソングライターの森圭一郎さんと6年生50人がステージに上がり、昨年10月以降、児童と森さんで交流しながら完成させたという開校150周年記念ソング「未来へ~未知~」を会場内の1~5年生と一緒に足踏みしたり手を上げたりと振り付け付きで歌った。記念ソングは、4月から校内放送やオンラインツール「Teams」を活用して練習した。「6年生が振り付けを提案してくれた。皆が気に入って、好きになってくれて、本番も素晴らしかった。森さんのメッセージに勇気づけられ、学びの機会をもらった」と長谷川雅夫校長。「これまでの3年間は新型コロナの制約で思うように活動できなかったが、どんな状況でも子どもたちの『学びたい』『伸びたい』という思いは変わらず、私たち大人の原動力になった。『笑顔いっぱい、感謝いっぱい、感動いっぱい』を合言葉に、今を全力で生き、未来を切り開く三尻っ子を育成する」と力を込める。

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