熊谷駅ビル「アズ」6階に6月25日、コミュニティースペース「クマガヤプレイス」がオープンする。
約168平方メートルの施設内にカフェやキッズスペース、ホールを併設。キッズスペースには約100冊の絵本を並べ、人工芝内で子どもたちが自由に遊んだり絵本を読んだりすることができるようにする。利用無料。
カフェ「PLACE COFFEE(プレイスコーヒー)」は3者が日替わりで共同運営する。産地の個性が楽しめるスペシャルティコーヒーが特徴の「ホシカワカフェ」(土曜~水曜)、豆を丁寧に焙煎(ばいせん)しフレッシュな状態で提供する「アキモトコーヒーロースターズ」(木曜)、手作りにこだわったカフェ「パブリックダイナー」(金曜)が各曜日を担当。地元ベーグル店のベーグルなど、地域の商品販売も行うという。
企画運営するリライト(東京都新宿区)の籾山真人社長は「地域の情報発信拠点として市民や周辺に暮らす人たちと連携しながら熊谷の魅力を発信していきたい。イベントやワークショップを定期的に開く予定」と意気込む。「駅は人が行き来し集まる場所。ママ同士でランチを持って遊びに来たり、友達とゆっくりコーヒーを楽しんだりと、自然に人が集う場所になれば」とも。
併設のPLACE HALL(プレイスホール)は87平方メートルで、ガラス張りのオープンな空間。イベントやパーティー、会議などにも利用できる。2時間1万円~。
アズ熊谷の富安良司館長は「創業30周年の節目を迎え、単なる『モノを売る』とは異なり『過ごすことを楽しめる』スペースでくつろいでいただく(コト消費)ことを目的として、周年事業の『核』として取り組んできたもの。地元の皆さまと『協働』して新しい魅力を創造し、熊谷駅ビルを内外にPRすることで熊谷という街自体の魅力向上を図りたい」と意気込む。
オープン日の25日は、熊谷周辺にある「こだわりの店」を集めた1日限りのマーケットイベント「KUMAGAYA PLACE MARKET」を開く。