ちふれASエルフェン埼玉(以下、エルフェン)が6月17日、「ELFEN THANKS DAY 2023」を熊谷スポーツ文化公園彩の国くまがやドーム(熊谷市上川上)で行った。
彩の国くまがやドームで開催された「ELFEN THANKS DAY 2023」©ちふれASエルフェン埼玉
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場をホームスタジアムとして活動する女子プロサッカーWEリーグ、エルフェン埼玉のファン・サポーター感謝祭。毎年恒例行事だが熊谷開催は初。
今季のエルフェンは5勝14敗1分け、リーグ戦を最下位で終えたが、チームは「2022-23 WEリーグアウォーズ」の選手主体部門を受賞。熊谷市の子どもたちと交流した理念推進活動「WE ACTION DAY」が、WEリーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」を体現する「最も印象的な取り組み」として評価された。
17日はドーム内多目的運動場東側を使いグッズ販売、選手との交流ブース、特設ステージにエリアを分けファンと交流した。ステージイベントでは引退する山本絵美選手と荒川恵理子選手のトークショーがあり、2人の出会いやチームの思い出、最近はまっているというサウナ談義にも広がった。チームの知識を問うクイズ「ELFEN王は誰だ」では事前予選を勝ち抜いた松久保明梨選手、橋沼真帆選手、瀬戸口梢選手、唐橋万結選手、金平莉紗選手が登壇し、「選手の在籍年数」「選手の飼い犬の名前」など選手同士の仲の良さもうかがえる出題に珍回答もあり会場の笑いを誘っていた。試合会場を盛り上げるオフィシャルチアサポーターチーム「DRAEM WONDERLAND」のパフォーマンスや抽選会なども行われた。
所沢市から訪れた子どもは「楽しかった。たくさんサインをもらった」とTシャツを広げて見せ、母親は「選手との距離が近くていい。エルフェンは自然と応援したくなるチーム。もちろん来シーズンも応援する」と話した。飯能市在住という男性は「チームを離れる選手がいて寂しいが、新天地で頑張ってと伝えられた。今日来て良かった」と笑顔を見せた。参加者は約200人。日頃からチームをサポートするボランティアスタッフも参加した。熊谷市からのボランティアスタッフは「以前からラグビーのサポートスタッフをしていて、エルフェンが熊谷に来てくれたなら女子サッカーもと登録した。選手の頑張る姿にこちらもパワーをもらっている。熊谷で活動しているチームを地元でももっと盛り上げたい」と話していた。