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深谷の小学校で特別授業 ラグビー選手、「夢」テーマに

「一日の練習量は?」「どうやったら大きくなれる?」「なんで金色の指輪をしているの?」などの質問があった

「一日の練習量は?」「どうやったら大きくなれる?」「なんで金色の指輪をしているの?」などの質問があった

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 深谷市立八基小学校で9月27日、ラグビー・埼玉パナソニックワイルドナイツの選手らを講師に招いた特別授業「夢と豊かな心をはぐくむ講演会」が行われた。

体育館で行われた特別授業「夢と豊かな心をはぐくむ講演会」

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 社会の第一線で活躍する人を招き、生き方に触れることで豊かな心を育む道徳教育の一環。県「夢と豊かな心をはぐくむ講演会事業」で、ラグビーワールドカップ開催の時期に合わせてスポーツの楽しさと豊かな心を持つことの大切さを感じてもらおうと企画した。

 体育館に集まった全校児童の前に登場したのは、埼玉パナソニックワイルドナイツの内田啓介選手、谷昌樹選手、酒井教全さん。ラグビー選手の技を目の前で見てもらおうと、会場を大きく使ったパス、タックルを披露した。「やってみたい」と挙手で児童や教諭らも体験し、パスやタックルの挑戦に拍手と歓声が上がった。内田選手からのパスをキャッチした児童は「思っていたよりボールが速くて、胸で受けたらダメージがすごい。強かった」と話し、谷選手のタックルを受けた教諭は「人生でこんなに吹っ飛ばされたことはない。これからもないと思う」と感想を話していた。

 後半は「夢」をテーマに講演を行った。ワイルドナイツのチームテーマ「夢の実現に挑み続ける」を体現する選手が、小学生の頃のことやラグビーとの出合い、高校、大学への進学やプロとして進むきっかけ、ワイルドナイツでの学び、成長などを振り返った。

 中学でラグビー部に入ったという谷選手は「小学生の頃、夢はなかったが、いろいろなことに興味があったおかげで今の自分につながっていると思う。興味のあることをぜひやってみてほしい」と話した。小学2年生で「有名になりたい」とラグビーを始めた内田選手は「小さい頃から夢を追い続けてラグビー選手になったが、小学生の皆さんは今、無理に夢を探す必要はない。自分のやりたいことを全力でやっていれば自然と見つかるはず。いろんなことに積極的に取り組んでほしい」と伝えた。

 話を聞いた6年生の児童らは「今はまだ夢が決まっていなくてもいいんだと思った。やってみたいと思ったことをやってみる」「パスのアドバイスをもらった。今日教えてもらったことを生かしたい」「かっこよかった。ラグビーを見に行ってみたい」と話した。

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