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行田・「田んぼアート」で田植え 映画「翔んで埼玉」とコラボ、出演者も駆け付け

左から映画「翔んで埼玉」下川信男役の加藤諒さん、おかよ役の益若つばささん、行田邦子市長、

左から映画「翔んで埼玉」下川信男役の加藤諒さん、おかよ役の益若つばささん、行田邦子市長、

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 行田市・古代蓮の里「古代蓮会館」(行田市小針)東側の田んぼで6月10日・11日、「田んぼアート」の田植えイベントが行われた。

「田んぼアートin行田」2023のデザイン。7月下旬頃から見頃を迎え、10月中旬まで楽しめる

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 田んぼをキャンバスに見立てて、色彩の異なる複数の稲を植え付けることで文字や図柄などを表現する田んぼアート。行田市では2008(平成20)年に始まり、毎年さまざまなテーマで話題をつくり観光につなげている。2015(平成27)年には「世界最大の田んぼアート」として、ギネス世界記録に認定された。

 今年のデザインは、映画「翔(と)んで埼玉」の続編公開を記念し登場人物とコラボレーション。GACKTさんが演じる「麻実麗」と二階堂ふみさんが演じる「壇ノ浦百美」を大きく描き、中央に「翔んで埼玉」のタイトル文字と埼玉県のシルエット、一礼する2人の姿、両端に行田市の花、古代蓮(はす)を配置する。

 田植えイベントは事前申込制で、10日に絵柄部分を植える田植えボランティア535人、11日は背景部分を植える田植え体験の140人が参加。田んぼ内に立てた約6100本のくいに沿って、背景色の「彩のかがやき」や赤色の「べにあそび」、黒色の「むらさき905」、白色の「ゆきあそび」などの苗を植えた。10日には映画に出演する俳優の加藤諒さんと、タレントの益若つばささんが駆け付け、続編で行田市が物語の大きな鍵となると明かした。

 家族でボランティアに参加していた母親は「子どもが小さい時から参加している。子どもは高校生になったが一緒に田植えを楽しんだ」とほほ笑む。初参加という高校生は「楽しかった。絵の完成が楽しみ」と話していた。

 行田邦子市長は「田んぼアートを通じて行田を知ってもらえれば。7月下旬から10月中旬ごろまで楽しめ、秋には稲刈りもある。アートとして楽しんだ後にはお米を配布するので、おいしく食べてもらいたい」と話す。

 田んぼアートは7月下旬に見頃を迎える見通し。隣接する古代蓮会館にある高さ50メートルの展望タワーから田んぼアート全体を眺めることができる。

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