「2023～2024星川イルミネーション」の点灯式が12月9日、星川通りで行われた。主催の「熊谷市商工会議所青年部」と「星川エリアマネジメント」が商店街と連携して開いた。

川面に映る光が幻想的な星川イルミネーション

　「熊谷の夜空と星川との光のコラボレーション」をテーマに、星や光をモチーフに飾ったイルミネーション。約4万個のLEDを使い、熊谷市の中心市街地を流れる星川の「星川広場」から「お祭り広場」までの約500メートルの区間にある両岸の遊歩道を装飾した。

　点灯式でカウントダウンの後、関係者によってスイッチが押されると華やかになった通りに歓声が上がった。「クリスマスミニコンサート」が行われ、熊谷出身のバリトン歌手・原田勇雅さんが独唱を、熊谷少年少女合唱団がクリスマスソングを披露した。同日開催のナイトバザール「星川夜市」を訪れた人たちも、「川面に映る光がきれい」と写真撮影していた。

　星川エリアマネジメントの中島雄平さんは「昨年まではブルーの電飾だったが、今年は地域住民の要望を聞き、温かみのあるシャンパンゴールドを取り入れてブルーの光と交互に設置した。子どもたちが遊べるようにスイッチを押すと川の上にピンクの光が走る仕掛けを作って、何度でも来たくなるように考えた」と話す。「行政からの補助金を受けず、地元企業の協力を得て公共広告の掲載権利をもらい、広告費を電飾の購入などに充てた。少しずつためてエリアを広げていければ」とも。

　熊谷商工会議所青年部の藤間太郎会長は「もっと星川がにぎわってほしい、星川を愛してほしいとの思いを込めてイルミネーションを設置した。一人でも多くの人に訪れてもらい、力を貸してもらって、来年再来年と重ねるごとに光を多くできるよう、皆さまと一緒にイルミネーションを育てていきたい」と話す。

　点灯時間は17時～22時。2024年3月31日まで。