ジャパンラグビーリーグワン「埼玉パナソニックワイルドナイツ」の山沢拓也選手、山沢京平選手とチーム関係者が5月28日、小林哲也熊谷市長に今シーズンの結果を報告した。
熊谷市・埼玉県を活動拠点とする埼玉パナソニックワイルドナイツは、昨年12月の開幕戦から16勝無敗。リーグ1位でプレーオフトーナメントに進出したが、決勝戦に敗れ準優勝となった。
当日は、熊谷市出身の山沢拓也選手(兄)・京平選手(弟)、パナソニックスポーツの久保田剛社長、飯島均ゼネラルマネジャー、木川隼吾スクマムコーチが訪れ、小林哲也熊谷市長に今季の結果を報告した。
久保田社長は「悔しい結果になってしまったが、結果は変えられない。皆で前を向いて進んでいかなくてはと思っている」と話す。飯島均ゼネラルマネジャーは「坂手キャプテンが昨年は力を出しきれなくて負けたが、今シーズンは力を出したけど届かなかったと話していたが、決勝戦は非常に良い試合だったし、(私も)最後のトライは大きな声を張り上げた。こんな試合はなかなかないと思う。今回の試合は選手たちの印象に残り、人生の大きな糧になるはず」と振り返った。
「決勝戦、何が起きているのかという思いだった」と小林市長。「残念な結果だったが、これはワイルドナイツを目標に他のチームが伸びてきたからこそ。ワイルドナイツが日本のラグビーをリードしラグビーのレベルを上げて来た大きな成果だと思っている。来シーズンはその悔しさを喜びに変える瞬間を共にしたい」とエールを送った。
山沢拓也選手は「試合は思うように行かない場面もあったが、80分通してパナソニックらしいラグビーができた。最後トライは認められなかったが、この一年を凝縮したようなアタックだった。結果としては負けてしまい優勝できなかったが、パナソニックとしてのラグビーをしっかり見せることができたのはすごくうれしい」と話す。