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女子栄養大生が小川町の魅力体験ツアー企画、クラブツーリズムと連携

東武東上線小川町駅発着の日帰りツアーを企画した学生とスタッフ。小川町の自然、食、文化を満喫する約8キロ4時間のハイキングで、当日は学生がガイドする

東武東上線小川町駅発着の日帰りツアーを企画した学生とスタッフ。小川町の自然、食、文化を満喫する約8キロ4時間のハイキングで、当日は学生がガイドする

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 埼玉県小川町の魅力を五感で味わうツアー「自然の恵みまるごと体験ハイキング」が7月5日、小川町で開催される。

参加者に渡す「旅のしおり」を制作する学生。小川和紙を表紙に使い、ツアーに登場する小川町の人々を紹介する

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 女子栄養大学食文化栄養学科が小川町とコラボした企画。同大学がクラブツーリズムと連携する授業「地域観光ビジネス論実習」の一環で、4年生7人が現地でフィールドワークを重ねて作り上げた。山や川に囲まれた小川町の自然、循環型農業に根ざした有機野菜、伝統文化などの魅力を深く味わう一日を提案する。

 同ツアーでは、野菜を育てる農家の方と一緒に食事をしながら、持続可能な農業への思いや小川町の暮らしについて話を聞いたり、採れたての野菜を使った料理を味わったり、小川町の食文化と自然の恵みを実感できる企画を用意する。豊かな自然を感じられるハイキングや、小川町の伝統文化である和紙づくりの工房を見学するなど、地域の歴史や手仕事の魅力に触れる時間も設ける。

 企画した学生たちは「小川町は、豊かな自然を体感できるのが魅力。都会の喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごしてほしい」「自然の中を歩くことがこんなにも魅力的だったのかと思う。スローな時間の流れの中で、穏やかな時間を過ごしたい人にお勧めしたい」と話す。

 小川町に祖母の家があるという学生は「幼い頃から訪れていたが、今回のフィールドワークを通じてこれまで知らなかった魅力をたくさん発見できた。特に野菜へのこだわりや、移住者を中心に、まち全体でまちおこしに取り組んでいるところが印象に残っている。このツアーを通じて、参加者の皆さんにも小川町の新たな魅力を感じてもらえたら」と話す。

 指導に当たる非常勤講師でクラブツーリズムの井原優さんは「学生たちが実際に現地を訪れて、地域の人々との関係性を深めながら企画した。当日は学生が同行して参加者と地域をつなぐガイド役になる。参加者の皆さんには、学生たちが感じた小川町の魅力を共有してもらい、この地域のファンになってもらいたい。何度も訪れたくなる地域の魅力を再発見できれば」と話す。

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