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深谷で「笑いヨガ」 120人参加、笑いで元気に

「笑う腹式呼吸」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせた笑いヨガ

「笑う腹式呼吸」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせた笑いヨガ

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 「笑いで深谷を元気に 笑いヨガ講座」が9月5日、川本地区複合施設「ワモア川本」(深谷市菅沼)で行われた。主催は深谷市社会福祉協議会と深愛クラブ連合会。

終了後、開始前とは見違えるほど笑顔になっていた参加者ら

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 地域の高齢者が住み慣れた場所で生き生きと過ごせるようにと、年間を通じて行っている「シルバー教室」の第1回。フレイル予防と健康促進、仲間づくりの推進を目的に、「笑いヨガ」を提唱する左右田悦子さんを講師に迎えた。

 「笑いヨガ」は、「笑う腹式呼吸」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせた健康法。左右田さんは、笑うと表情筋が動き、脳が活性化して血流も良くなって自律神経が整うことを説明し、「今日は大笑いして帰ってもらいたい。行きと帰りの違いを感じて」と呼びかけてセミナーが始まった。

 この日の参加者は120人。初めは硬い表情の人もいたが、「わっはっは」と発声したり、体を動かすエクササイズをしたりしながら、周囲の人と遊び心を加えたアイコンタクトで、いつの間にか作り笑いが本物の笑いに変わっていくことを体験。会場中が笑い声で包まれた。前回に続き参加した幡羅地区の女性は「楽しみにしていた。みんなで笑って、先生も面白い」と話した。初参加という女性は「こんなに笑ったのは久しぶり。周りの人とも距離が近くなった気がする」と話した。

 左右田さんは「笑いヨガは単なるレクリエーションではなく、人生の危機を乗り越えるためのスキル。病気や大切な人と別れといった人生のピンチに直面した時、深刻な状況に陥り過ぎる前に、笑いのノウハウを思い出してほしい。気持ちを切り替え、自分自身を救うことができる」と話す。「笑いが普及すれば、家庭内の孤立感の緩和や地域課題への手助けにつながる。最終目的は子どもを元気にすることで、そのために親、地域、高齢者へと元気の連鎖を広げたい」とも。

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