
ラーメン店「吉祥寺武蔵家熊谷店」(熊谷市宮町、TEL 048-580-7445)が10月7日、オープンから2周年を迎えた。
「吉祥寺武蔵家」のフランチャイズ店。コンセプトは「親子3代で食べられる家系ラーメン」。店舗面積は16坪。席数は、カウンター=9席、テーブル=2席。店主の柳澤太貴さんは、都内のラーメン店で修業した後、家庭の都合で長野に移住。妻の実家の製麺所や吉祥寺武蔵家松本店で経験を積んだ。「子どもを保育園に入れるため、保育園の待機児童がゼロだった熊谷での出店を決めた」と話す。2023年10月7日、熊谷市役所近くに同店をオープンした。
家系ラーメンは、神奈川県発祥の濃厚な豚骨スープに中太麺を合わせたラーメン。店では「家系ラーメン」、あご節とサバ節で作る「あご油」を使った「あご塩ラーメン」(以上900円)のほか、魚粉と唐辛子をブレンドした粉をのせる「辛辛家」、「富山ブラック」とのコラボラーメン「家系ブラック」(以上1,000円)などを用意する。サイドメニューは「キャベチャー」(150円)や、おにっこハウス(熊谷市板井)の「おにっこみそ」を使った「熊谷おにっこモツ煮」(550円)など。柳澤さんは「豚骨スープに合わせるチー油やラー油は全て自家製」と話す。
子ども用の椅子を用意。「子どもは散らかすことの名人です(中略)テーブルや席の汚れを今日くらいは気にしないでください」というメッセージを掲出している。「子どもが入れないラーメン店もあるが、子連れで外食することを気にしている人に来てもらいたい。小さい子どもがいるお客さまには夫婦間や子どもと交替で食べられるよう時間差で提供するようにしている。『家系』の『家』は『ファミリー』という意味にもなる。気軽に来てほしい」と柳澤さん。「オープンから2年たち、サラリーマンや女性客、学生などの客が訪れる」と話す。「お客さまの中には、初めて来た時は高校生だったが、社会人になってからも来てくれる人もいる。必要とされる店にしたい。地元になくては困るラーメン屋になれたら」とも。
営業時間は11時~21時(日曜は15時まで)。