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熊谷で地域の移動サービスにバス型車両 社会実験で

バス型車両は、ドリンクホルダー付きのテーブルを挟んで向かい合う点がカート型車両と異なる

バス型車両は、ドリンクホルダー付きのテーブルを挟んで向かい合う点がカート型車両と異なる

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 低速で走る電気自動車を地域の移動手段に活用するサービス「グリーンスローモビリティー(グリスロ)」の社会実験が現在、熊谷市内で行われている。

バス型車両の後ろ姿

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 熊谷市の中心市街地を流れる星川沿いの約800メートル区間で行う。東は「星川みどりの広場」から西は「星溪園」までの区間を時速20キロ未満の電動車で周回して人を運ぶ。熊谷市が、地域住民、民間企業、学生など関係者の意見や要望をとりまとめた計画「星川将来ビジョン」の一環として、公共交通を補完する新しいモビリティー導入の可能性を探る。

 9月27日からカート型車両を運用し、延べ800人が利用した。10月12日から始まったバス型車両は、軽自動車より一回り大きいサイズで黄色と白の配色、丸いヘッドライトが目を引く。乗り降りに配慮した低い床と対面式のベンチシートが特徴。座席数は6席だが、添乗員が1席を使う。

 利用は無料。常設乗降場所は、鎌倉町通り駐車場のグリスロスポット、星渓園前正面・東口の停留所。星川通りの路面に緑色のテープを貼ったフリー乗車区間では、手を挙げることでどこからでも乗り降りできる。

 地元男性の一人は「自転車に乗れないので、買い物するのに使えたら便利。想像していたより乗り心地がいい」と話す。市商業観光課の森田志津子さんは「まずは市民に使ってもらって意見を募り、車両の種類やルートの適否など今後の展開を検討したい」と話す。

 運行時間は11時~16時(土曜・日曜・祝日は17時まで)14時~15時は運休。10月26日まで。

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