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熊谷で「ありのままルシェ」初開催 親子連れ400人来場

多様性を楽しみながら、一人ひとりの「ありのまま」を応援する「一己+(イッコプラス)」のメンバーと奥山佳恵さん(前列中央)、イベント出店者ら

多様性を楽しみながら、一人ひとりの「ありのまま」を応援する「一己+(イッコプラス)」のメンバーと奥山佳恵さん(前列中央)、イベント出店者ら

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 「がんばるママに贈る応援イベント ありのままルシェin熊谷Slow&Easy」が10月26日、熊谷駅ビル「アズ熊谷」(熊谷市筑波)で行われた。

熊谷女子高校美術部による黒板アート

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 主催は、発達にユニークさを持つ子どもを育てる母たちのコミュニティー「一己+(イッコプラス)」。不安や孤独を感じやすい子育て中の母親へ「そのままのあなたでいい」と伝えたいとの思いから、「一己+」メンバーで熊谷市在住の新島加絵さんが立ち上げた。親子が安心して地域とつながれる居場所づくりを目的に、イベント当日は親子連れを中心に約400人が来場した。

 会場には、アクセサリー作りや、折り紙クラフト、藍染め、つまみ細工、食品サンプル小物など、さまざまな手作り体験ブースや雑貨・飲食販売、くじ引きコーナーなどが並び、子どもも大人もものづくりや買い物を楽しんでいる姿が見られた。隣接するプレイスホールでは、絵本読み聞かせ、親子ヨガのほか、タレントの奥山佳恵さんによるトークイベントを開催。奥山さんは「子育てに悩むのは自分だけじゃない」「生きてるだけで100点満点」と来場者を励ました。

 ホール入り口で注目を集めたのは、県立熊谷女子高校の生徒たちが描いた「黒板アート」。ハロウィーンをテーマカラーにした大作をエントランスいっぱいに広げ、来場者が記念撮影したり、子どもたちが自由にお絵かきタイムを楽しんだりしていた。

 イベントのきっかけは、新島さんが今年5月に奥山さんのトークイベントに参加したことから。「奥山さんに声をかけてみるから、OKだったら皆で何かやろう」というアイデアから構想がふくらみ、告知チラシは主催メンバーが手作りし、市教育委員会などの後援を得て市内に配布した。

 新島さんは「たくさんの方にご来場いただき、出店者の多くが完売という、うれしい報告もあり、温かいエネルギーに包まれた一日だった。本当にやってよかった。動くことで人とつながっていくとか、いろんな経験ができた。現在インスタグラムやスレッズなどのSNSを通じてイベント情報や子育てのヒントを発信している。今後もこうした機会を通じて地域に安心の輪を広げたい」と意気込む。

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