第1回「星川運動会」が11月1日、熊谷市の中心市街地である星川通り(熊谷市星川)で行われた。主催は熊谷商工会議所と熊谷市商店街連合会、熊谷市観光協会。
商売繁盛を祈って開かれる「熊谷えびす大商業祭」で行う参加型イベントの一つとして、企画運営の星川エリアマネジメントが開いた運動会。同団体の中島雄平さんは「熊谷えびす祭りで以前から綱引きだけを行っており、私自身が子どもの頃に参加して印象に残っていた。お父さん、お母さんと一緒に地域の人たちと力を合わせて頑張った思い出が、子どもたちの成長に良い影響を与えられたらと思って企画した」と話す。
種目は、パン食い競争、玉入れ、綱引きの3種目。当日は、小学生以上の40人が10人ずつ4チームに分かれて全競技に参加した。パン食い競争は4人ずつスタート。玉入れは、籠の高さや投げ入れるエリアを変えながら3回戦で行った。綱引きは、北側と南側で場所を交代しながら2勝したチームが決勝を戦い、3位決定戦も行った。それぞれの競技の順位にポイントを付けて、総合優勝を決めた。
参加者は、当日チームメートとして初対面した人も多く、年齢や体格の違いもある中で、協力し合い、助け合いながら全力で楽しんでいる姿があった。各種目の合間には、毎年恒例の「ラバーダックレース」も行われ、星川の両岸を大勢の観客が埋め尽くした。子どもたちは運動会と合わせて参加している様子が見られた。
 中島さんは「初めての試みで、どれだけ参加者が集まるか気がかりだったが、子どもを中心に家族で参加してくれた。親子で円陣を組み、同じ目的に向かって進む姿が見られて良かった」と話す。「えびす祭りは商業のお祭り、今後は運動会の種目の中でも商業と関わっていけたら」とも。