熊谷出身のプロボクサー・木村翔さんを応援する後援会が12月31日の試合を前に、後援会への加入など支援を地元市民らに呼び掛けている。
1988(昭和63)年生まれで、現在29歳の木村さんは、中学3年生からボクシングを始め、2013年4月にプロデビュー。2015年11月にWBOアジア・パシフィック王座を獲得した。今年7月に上海オリエンタル・スポーツセンターでWBO世界フライ級王者のソウシミンと対戦し、11回2分28秒でTKO勝ち、同王座獲得した。12月31日は東京・大田区総合体育館で五十嵐俊幸選手との対戦試合が全国TBS系列で生放送される。
同後援会によると、トレーニングや海外遠征費など年間多額の費用が必要で、木村さんは現在もアルバイトの傍らトレーニングに励んでいるという。同後援会では協賛企業や応援してくれる人を集めようと知人やスポーツを通じて知り合った人たちと交流会を開いたり、チラシを配布したりして協力を呼び掛けている。「熊谷市出身ということもあり、地元の方々に応援してもらえると心強い」と木村さん。
地元・熊谷では、木村さんを支援しようと「木村翔後援会」が発足。地域で盛り上げようと、市内在住の櫻井聖也さんが後援会長に就任した。櫻井さんは「ボクシングは、古い歴史を持つ格闘技。熊谷市出身で頑張っている木村さんを、まずは地元の皆さんと一緒に応援していきたい」と意気込む。「今は中国での知名度が高いが、試合で名前を知ってもらい応援してもらうきっかけになれば」とも。
櫻井さんによると、都内からも協賛企業や個人会員などの問い合わせがあるという。「入会してくださる方には特典としてサイン色紙や記念ステッカー、会員証を配布するほか、チケットの優先購入やイベントの情報発信をする」と櫻井さん。
会費は1口5,000円~。