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行田のギャラリーがレシート募集 感熱アーティストVIKIさん呼び掛けで

レシートに熱を加えて変色させるレシートアート。作品「RE:yen」は18000枚のレシートが使われている

レシートに熱を加えて変色させるレシートアート。作品「RE:yen」は18000枚のレシートが使われている

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 行田市のアートギャラリーWOaW House(ワーオハウス)で現在、感熱アーティストVIKIさんが、不要になったレシートの提供を呼び掛ける「あなたのキオクをアートでつなぐキャンペーン」を行っている。

 2013年にアイロンと感熱紙を使ったライブアートパフォーマンスを始めたVIKIさん。レシートを使って現代アーティストとして活動するほか、現代美術、油画、グラフィックデザイン、ウオールペイントなどを手掛ける。

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 同キャンペーンでは、不要なレシート50枚以上を1口として郵送での応募を受け付ける。期間中何口でも応募でき、応募者には抽選で「ViableKids.」「旅柄足袋」「コットンショルダー」などを進呈する。

 2400ミリ×4200ミリの作品「RE:yen」には、およそ1万8000枚のレシートが貼り付けられている。以前からイベント会場やギャラリーでレシート提供を呼び掛けており、レシートを提供してくれる方への感謝を込めてキャンペーンを企画したという。

 VIKIさんは「レシートはその人の記憶そのもの。レシートを提供してもらうことで、皆さんの記憶と制作する自分の技とが融合し、一つの作品になっていくのが面白い」と話す。「時間や環境に影響されて変色していくレシートアートはまさに『ナマモノ』、それがいい」とも。

 ギャラリーでは、「RE:yen」や「天翔けるたそがれ(一部)」をはじめ数々の作品を展示するほか、デザインコラボした杵屋足袋や市内足袋店の商品、監修ブランド「ViableKids.」も販売する。

 同ギャラリーの中澤秀幸さんは「彼に出会って、今まで敷居が高いと感じていたアート作品へのイメージが変わった。以前は作品を前に『どう見たらいいか』などと頭で考えていたが、『好きか嫌いか。どう感じるかでいい』と分かった。美術館に行かないと見られないアートもあっていいが、商店街で買い物しながらふらっと立ち寄れるのがギャラリーの良いところ」と話す。「制作過程を見られることを嫌がる作家もいるが、彼にとっては制作過程も作品の一部。ギャラリーの奥にあるアトリエは誰でものぞけるようになっているので、本人がいれば制作過程を見ることができるかも」とも。

 営業時間は10時~16時。火曜・水曜定休。キャンペーンは3月31日まで。応募方法はホームページで確認できる。アートギャラリーへのレシート持ち込みも随時受け付けている(キャンペーン対象外)。

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