熊谷地方気象台は3月29日、同市で今年初の夏日(日最高気温が 25.0℃以上)を観測したと発表した。
県内は高気圧に覆われ、朝から晴れて気温が上がり、初夏を思わせるような暖かさになった。13 時 40 分までの同気象台の最高気温は 25.4℃。
同気象台によると、昨年の夏日4月16日より18日早い観測。観測史上最も早い夏日は1962(昭和37)年2月11日、最も遅い夏日は1917(大正6)年5月16日だった。
同市荒川北岸の熊谷桜堤は「日本さくら名所100選」にも選ばれ、約500本の桜が約2キロにわたり連なる。土手の菜の花とのコントラストが美しい。夏日となった今日も大勢の花見客でにぎわい、上着を脱いで薄着になる人や日傘を手にする人の姿もあった。
県外から花見に来たという親子は「天気予報を見て暑くなりそうだとは思っていたが、これほどとは。かき氷が食べたい」と話していた。「桜の下が日よけになってちょうどいい」とも。