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東松山・こども動物自然公園に屋外運動場「レッサーパンダの幸せな庭」 アニマル基金で

行動を予測して設計された遊び場は飼育係による手作り

行動を予測して設計された遊び場は飼育係による手作り

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 埼玉県こども動物自然公園(東松山市岩殿)で3月31日から、レッサーパンダ屋外運動場「レッサーパンダのしあわせな庭」の公開が始まった。

ゆっくりと姿を現したレッサーパンダのミンミン

 約46ヘクタールの敷地にコアラやカンガルー、カピバラやフンボルトペンギンなど200種以上の動物を飼育する同園。一部の動物は放し飼いされ、触れ合いを重視するなど、来園者は動物と親しみ自然観察も楽しめるようになっている。

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 同運動場は飼育に工夫を凝らし動物の暮らしを豊かにするために創設された「アニマル基金」の第2回事業。昨年5月末から寄付金を募り、個人法人合わせて49件の寄付があった。寄付金総額は196万7,830円。

 同園のレッサーパンダは現在5頭。昨年繁殖に成功し個体数が増え、屋外の放飼場が足りず屋外展示の機会が少なくなっていたため、第二屋外放飼場として整備した。園内を走る園内を走る汽車型のバス「彩ポッポ」の通り道に面し、3方向ガラス張りで明るく開放的な空間となっている。

 この日行われたお披露目会には、ベビーカーを押した親子連れやカメラを構えたファンなど30人以上が集まった。飼育係の松本直子さんがレッサーパンダやアニマル基金事業の紹介をし、15歳の雄「ミンミン」がゆっくり姿を現すと集まった人々は一斉に注目した。

 好物の竹を取ったり、階段を上ったり下りたりできるよう行動を予測して設計された遊び場は飼育係による手作り。

 松本さんは「ミンミンは15歳のおじいちゃん。若い時と違ってあまり高いところへ上ったりすることはできなくなってきているが、この屋外運動場は日の光を浴びて体を動かせるのでいい。(ミンミンの動きを見て)初めてでもよく動いている、高低差もちょうどいい遊び場になったのでは」と話す。「天候により見られる時間は限られるが、他のレッサーパンダも練習しながら慣らしていければ」とも。

 開園時間は9時30分~17時。入園料は大人(高校生以上)=510円、小・中学生=210円 、未就学児無料。