小川町のコミュニティースペース「わなしファクトリー」（比企郡小川町大塚）で4月29日、トークセッション「わなしについて」が行われる。主催は有志グループ「わなし」。

わなしGWイベント「わなしについて」

　小川町・ときがわで狩猟を行う、有志グループ「わなし」が初開催する同イベント。

　会場の「わなしファクトリー」は、罠（わな）師がつくったコミュニティーで、会いたい誰かに会える（Wanna see）場所という意味を込め命名。わな猟を中心に、自給自足で有機・狩猟・自然に優しい暮らしを目指す人々のコミュニティーとして同グループも所属。昨年10月、自家焙煎（ばいせん）オーガニックコーヒー「ブリスクル コーヒー ロースターズ」が営業を始めたところ、店内をイベントや仲間で利用したいと要望があり、「わなしファクトリー」と店名を変え、週末のカフェ営業に加え新たにコミュニティースペースとしても場所を提供する。

　当日は、群馬県の中之条ビエンナーレに出展した同グループメンバー中川祥吾さんによる映像作品「命を頂くこと」を上映するほか、同所や同グループの紹介、参加者から質問を募ってトークセッションを予定する。

　自身も2拠点居住しているという同グループ代表の西田双太さんは「コミュニティーへの問い合わせは、近隣だけでなく関西や中国地方の方からも徐々に増えていて需要があると感じる。里山暮らしや移住してみたいと考えている人たちへ情報提供や交流の場になれば」と話す。「狩猟といっても狩ることが目的ではなく、自給自足しながら自分たちが食べるために必要な分だけを狩ることが目的。私たちは自然に優しい生活を目指す」とも。

　開催時間は18時30分～20時。参加無料。