熊谷市江南総合公園(熊谷市坂井)で5月20日、地域イベント「おにっこまつり」が開催される。主催はNPO「おにの家」。
障がいのある人もない人も平等に生活を送る「ノーマライゼーション」の理念に基づき、カフェ「田舎のカフェおにっこハウス」と、2カ所の生活ホームを運営する同NPO。障がいのある人が自立した生活ができるよう支援を行っている。
22回目を迎える「おにっこまつり」は、回を重ねるごとに参加者や出店者が増えたため江南総合公園で開催することとなった。
フード出店数は100店舗以上。移動販売店や地域の飲食店が出店し、ニジマスの備長炭焼き、石窯ピザ、ベーグル、焼き菓子などを販売する。会場ではこのほか、餅つき、天然水を使ったかき氷、自家焙煎コーヒー、食品添加物や保存料を無添加で手作りした「おにっこみそ」、自然養鶏で育てたニワトリの卵なども販売する。
「子どもひろば」では、電動シニアカーを活用した「おにっこトーマス号」運転、ヒツジの毛刈りショー、動物ふれあいコーナー、金魚すくい、ベーゴマ、吹き矢や割り箸鉄砲などの遊びのコーナーを展開。未就学児を対象にボール投げ教室も行う。
中央ステージでは10時から、よさこい、タヒチアンダンスの演舞、和太鼓演奏などステージイベントを行うほか、第二ステージでは耳なじみのある歌や曲を中心とした来場者参加型の演奏会を開く。
同NPOスタッフの松村理香さんは「障がいのある人もない人も、小さい子どもも高齢者も、年齢や立場を超えて、さまざまな人たちがみんな一緒に楽しめるイベント。前回は4000人を超える来場者があり、皆さんがイベントを心待ちにしてくれていると感じる。万全の準備で迎えたい」と意気込む。
「14時30分からは人気企画の『大抽選会』も予定している。300本の景品を用意しているので、楽しみにしてほしい」とも。抽選券は10時から、来場者全員に配布する。
開催時間は10時~15時。入場無料。