熊谷市市民活動支援センター(熊谷市曙町)で7月1日、「命の水を考える市民講座」が開催される。主催は「命の水を守る熊谷市民の会準備会」。
プログラムは2部構成。第1部は弁護士の三雲崇正東京都新宿区区議会議員を講師に迎え「法改正の動向とその問題点」についての講演、第2部は講演に基づいた意見交換。
準備会発足のきっかけについて、同会代表の鎮西美保子さんは「メンバー同士の意見交換。水道法改正の閣議決定など、水道事業民営化の動きが進んでいるが、水道を毎日利用している市民の側には知識や情報を学ぶ機会は多くない。水道の重要性は、あまり理解されていないのではないか。近くのことから学んでいこう。メンバーの意見はそう一致した」と話す。
同会は4月18日に熊谷市水道部職員を講師に施設見学を含む第1回市民講座を開催。2回目となる同講座は熊谷だけでなく外部の詳しい方の声を聞こうと、三雲議員に講演を依頼した。
鎮西さんは「荒川と利根川に挟まれた熊谷は、地下水に恵まれた良質の水道水が利用できている。この水道を守るため、自分たちに何ができるかを一緒に考えましょう」と参加を呼び掛ける。「市民の声が高まれば準備会ではなく『命の水を守る熊谷市民の会』を設立する」とも。
開催時間=13時30分~16時(受付=13時)。参加費=500円。