暑い町として有名な熊谷で、7月23日14時23分に国内の観測史上で最も高い41.1度を観測した。
国内の観測史上で最も高い気温が観測されたのは5年ぶりで、これまでの最高気温は高知県四万十市で平成25年8月12日に記録した41度だった。
気象庁が発表したデータによると東京都青梅市で40.8度、岐阜県多治見市で40.7度、山梨県甲府市で40度など4つの地点で40度を超える日となった。
大温度計が設置されている八木橋百貨店では同店職員が11時と14時に熊谷地方気象台から発表された気温に合わせて反映させていたが、最高気温が更新されたことを受けて急きょ「本日の最高気温」を掲載するイベントが行われた。
SNS上では「最高気温記録更新してくれてうれしい!」「さすが!俺たちの熊谷だぜ!!」「今日は堂々と『あついぞ熊谷』Tシャツを着て歩けるぞ」などとポジティブなコメントも見られる一方で「まるで圧力鍋で蒸されているよう」「砂漠の気候じゃないか」と酷暑を表現する声も見られ、「命に関わるから水分補給に気をつけて」と呼び掛けるユーザーも。
市内の熱中症予防情報サイトでは熱中症指数5(危険)を示した警告が出され、「外出はなるべく避け、涼しい室内に移動しましょう。高齢者においては安静状態でも危険性が高くなる」と呼び掛けている。