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深谷赤十字病院、豪雨災害の被災地で「こころのケア」活動へ 出発式も

深谷赤十字病院院長から任命を受ける救護班員ら

深谷赤十字病院院長から任命を受ける救護班員ら

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 日本赤十字社埼玉県支部は8月21日、豪雨災害で被災した方への「こころのケア活動」に従事する深谷赤十字病院こころのケア班の出発式を行った。

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 平成30年7月豪雨災害で大きな被害が発生した地域を中心に発生直後から医療救護活動を続けている日本赤十字社。

 「大きな災害において、特に心に受けたダメージが、時に体調の変化など身体的な症状として表れることがある」として、災害時の「こころのケア」を災害救護活動の重要な柱の一つと位置付け、日頃から「こころのケア」指導者養成や救護班職員に対する研修を実施。今回も7月18日からこころのケア班を派遣し活動してきた。

 8月25日から7日間、被災地の一つ広島県呉市に派遣されるのは深谷赤十字病院の職員3人。今月末に同社全体のこころのケア班派遣活動終了を迎えるため、これまで行ってきた活動を地域の医療機関や保健師、民生委員など地元の人に引き継ぐ支援をするという。

 「災害から日がたつにつれ、現実的に受け入れることが難しかったりやり切れない思いを抱えたりする。『こころのケア』は一定の期間あればいいものではなく、継続していくことが重要」と話すのは、こころのケア指導者で看護師の柿澤由紀子さん。以前にもこころのケア活動を行った経験がある。

 柿澤さんは「私たち赤十字のマークを見ると寄ってきて話をしてくれたり、悩みを打ち明けたりしてくれる人も多い。活動終了後、困ったり悩んだりしたらどこへ相談すればいいのか、地元の方々と連携し引き継ぐことが地域の皆さんの安心につながるといい」と話す。

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