手作りの段ボールハウスを持ち寄り、一斉に明かりをともすイベント「くまがやまちの灯(あか)り」が11月18日、熊谷市役所隣の中央公園(熊谷市宮町)で行われる。
「家族のきずな・地域のつながり」をテーマに内閣府の定める「家族の日」に合わせて行われる。2009年から始まり東日本大震災の年には開催を見送ったものの、その後は2年に1度開き今回で6回目。
出品希望者は事前に申し込み、当日までにオリジナル段ボールハウスを作る。当日は段ボールハウスを持って会場に集まり、それぞれのハウスの内側からLED電球で一斉に明かりをともして窓から漏れる光を楽しむというもの。
「段ボールカッターで作るのがお勧め」と話す共同代表の出浦尚明さん。「刃の部分が丸くなっているので一般的なカッターより便利で安全。デザインを考えて窓を切り抜いたり、色とりどりのセロハンを貼ったり、親子や家族、大切な人と語らいながら一緒に作ることで絆を感じてもらえたら」と話す。
先月、申し込み受け付けを始めたところ、すでに110人の申し込みが集まり、「今回も待っていた」というリピーターもいる。当日点灯前の時間には「おしゃべり音楽サークル『ぽっぷりーず』」の生演奏が流れ、ニャオざねやコバトン、えんむちゃんなどのゆるキャラも登場する。
出浦さんは「始めは自分が作ったハウスを眺めているが、すぐに周りのすてきなハウスに目が移り、いつのまにか会場全体を巡っている。段ボールハウスは、一軒一軒色や形もさまざまで皆違う。そうしたハウスが集まって会場全体に一つのまちが作られていると気が付くはず。家族の絆と共に地域とのつながりを感じてもらえたら」と話す。「会場でははがきにメッセージを書いてもらい、『灯りのまち』の様子を写したクリスマスカードを送っている。明かりをともす時間はわずか1時間だが、段ボールハウス作りからイベント当日、クリスマスまで思い出に残る時間になると思う」とも。
開催時間は15時~18時(点灯は17時)。参加費は500円。9月28日までにファクス(FAX 048-539-1386)またはメールで申し込みが必要。