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熊谷高校の学生が「ジョージア」の国歌歌う ラグビーワールドカップ応援

合唱する熊谷高校音楽部の学生

合唱する熊谷高校音楽部の学生

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 熊谷ラグビー・国歌で応援する会は9月13日、ラグビーワールドカップ2019TM日本大会で熊谷ラグビー場を舞台に試合を行う「ジョージア」の国歌を演奏する様子を、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開した。

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 同会はラグビーの試合前に流れる国歌を共に歌い、ピッチに立つ選手を応援しようと発足。国歌を知らない人に動画を見てもらうことで、当日は選手が気持ち良く力を発揮できるよう応援したいと企画した。

 ジョージアは合唱の原点ともいわれるポリフォニー(多声音楽)が有名で、ユネスコの無形文化遺産に登録されている。国歌には合唱曲があり、今回4声の男声合唱を披露している。

 歌うことに協力したのは県立熊谷高校音楽部の学生20人。顧問の櫻井寛教諭は「読むことも発音の仕方にもなじみが無く、現地の演奏を聞き楽譜に起こすことから始めた。国歌が合唱になっていること自体が新鮮でジョージアの伝統が生きていると感じる。学生たちは歌詞の意味を調べながら練習を重ねた。良い機会なので表面的なことだけでなくジョージアの文化に触れ吸収してもらいたい」と話す。

 学生からは「日本の独唱型の国歌もいいけど、合唱型もいろいろな音が重なっていて、みんなでハーモニーを楽しめたのが良かった」「歌詞の中に『自由』という言葉があり、独立した時の国民の思いを感じた」と声があった。「ジョージアについて調べることで、その国に興味を持ち身近に感じることができた」「ラグビーワールドカップが楽しみ。機会があればまた歌いたい」とも。

 会長の三科光彦さんは、同校応援団で3年間旗手を務めた卒業生。三科さんは「まず、ジョージアの文字が読めなかった。楽譜や読み仮名を求めて大使館の方をはじめ各方面の方々にお知恵を拝借したので、熊谷で試合を行う6カ国中1番目はジョージアの国歌に決めていた」と話す。「今後も多方面の方々と協力して応援を形にしていきたい」とも。

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