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ものつくり大学でマンガンカーレース大会 小学生にものづくりの楽しさ伝える

タイムトライアルレースの様子

タイムトライアルレースの様子

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 地域の小学生にものづくりの楽しさを実感してもらうイベント「マンガンカーレース大会」が10月27日・28日、ものつくり大学(行田市)で開催された。

マシンには自由に装飾が施され、デザイン賞も発表された

 学園祭イベントの1つとして、2002年度から地域の小学生を対象に毎年開いている大会。学内「マンガンカープロジェクト」に所属する学生が主体となって部品調達やサーキットコース作り、事前工作教室、当日のレース運営まで行っている。回を重ねるごとに参加者が増え、本年度のレース参加者は2日間で150人。事前工作教室のほか当日参加も可能で300人を超える子どもたちが集まった。

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 参加者は学生指導の下、アルカリマンガン電池をエネルギー源とする模型自動車「マンガンカー」を製作し、タイムトライアルレースで競い合う。基本部品は全員同じ材料を使用するが、モーターや電池ボックスの位置、タイヤの配列など自由に製作できるため性能や走り方に違いが出る。それぞれに出来上がったマシンをテストコースで走らせ、調整したり、また走らせたりを繰り返して準備していた。

 レースは実況役の学生がスタート方法について説明した後、スタート。2コースに分かれてタイムトライアルに挑む。毎年異なるサーキットコースで、今年のこだわりは坂道からのジャンプとカーブ。走行パワーだけでなくバランスの良い走りが必要だった。レースはそれぞれ接戦で、コンマ01秒差のレースを参加者も観客も見守った。今年は初めて自動計測機を製作してレースに使い、レース中も瞬時にタイムを見ることができた。

 完成後もテストコースで走らせたり、色付けや飾り付けしたりしていた小学生の保護者からは「こんなに集中して何かを作っているのは見たことがない、夢中で考え手を動かしているようだ。参加して良かった」「親だと教えるのが難しい年頃になってきたが、大学生のお兄さん先生に教えてもらって完成できた」と声が上がった。

 プロジェクトリーダーで製造学科2年の神永孝明さんは「例年にも増して予想以上の参加があった。メンバーはそれぞれの力を発揮し大成功だったと思う」と話した。

 顧問の総合機械学科菅谷諭教授は「学生たちが主体となって頑張っているプロジェクト。プロジェクトの進め方や運営、コミュニケーション力など普段の授業では得られない経験ができたのでは」と話した。

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