北本市文化センター(北本市本町)で12月16日、中学生・高校生による知的書評合戦「ビブリオバトル」が行われる。
12回目を迎える県イベント「図書館と県民のつどい埼玉2018」の一企画として行うビブリオバトル。2014年から始まり今回で5回目。昨年は120人が観戦し、貫井徳郎さんのミステリー「微笑む人」がチャンプ本に輝いた。
ビブリオバトルはバトラーと呼ばれる参加者が、お薦めの本を持ち寄って紹介し本の魅力をアピール、観戦者の投票で1位(=チャンプ本)を決めるコミュニケーションゲーム。今年のバトラーは5人。11月に行われた「彩の国高校生ビブリオバトル」ファイナリストから高校生2人と、中学生部門の予選を勝ち抜いた3人が参加する。
主催の埼玉県立熊谷図書館の渡辺優担当課長は「昨年の観戦者アンケートでは『読みたい本がたくさんできた』『話の引き込み方が上手』『本当に中高生なのかと思うほどレベルが高いバトル』と好評価だった。ここから本に興味を持ち図書館を利用してもらうきっかけになれば」と話す。「県民の集いは、県民の皆さまに図書館や読書に対する関心をより深めていただくためのイベント。ビブリオバトルのほかにも、作家の朝井リョウさんの記念講演やこども読書活動交流会(事前申し込みをした人のみ対象)も開催する。入場・観覧自由の各図書館の展示や『こどもの本のひろば』、スタンプラリーも実施するので家族や友人と一日楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時~15時45分。観戦無料。定員400人(当日先着順)。