江戸時代から続く人形の町・鴻巣市で2月20日から、恒例の「鴻巣びっくりひな祭り」が開催される。
最盛期は職人が300人いたという記録が残る「鴻巣雛(ひな)」。祭りは地場産業を盛り上げようと2005年に始まり、15回目を迎える。
今年は「15年目もびっくりさせてごめんなさ~い」をスローガンに掲げ、全国的に有名になった高さ7メートル31段の「ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇」を飾るメイン会場の「エルミこうのすショッピングモール」をはじめ、「コスモスアリーナふきあげ」や高さ4メートルの六角すいのひな壇を展示する「花久の里」、3面ピラミッド型ひな壇の「パンジーハウス」など、市内6カ所の会場を約1万1000体のひな人形(道具含む)で飾る。
それぞれ個性のある各会場を回る「スタンプラリー」も予定、「ひな人形と花のまちこうのす」を広く市内外にアピールする。
期間中は週末限定でJR鴻巣駅から会場をつなぐ無料循環バス「ひなめぐり号」を運行。本年度も当事業を通じ、東日本大震災の被災地の人たちを支援するという。
実行委員会の渡辺明美さんは「実行委員とボランティアスタッフで力を合わせて心を込めて飾り付けをした。ぜひたくさんの方々と一緒に『ひな祭り』をお祝いしたい。各会場でお待ちしている」と笑顔を見せる。
開催時間は10時~21時(各施設により異なる)。3月10日まで。