映画「翔(と)んで埼玉」が2月22日公開され、イオンシネマ熊谷(熊谷市本石、TEL 048-526-0707)で「そこらへんの草ならぬ高級野菜の種」の進呈が始まった。
進呈するのは劇中のセリフ「埼玉県人には『そこらへんの草』でも食わせておけ」にちなみ、「そこらへんの草」ならぬ「県民が愛する高級野菜の種」=ルーコラ・セルバーティカ「ローマ」の種。「埼玉の動員数を全国1位に」との思いから、県内企業のトキタ種苗(さいたま市見沼区)が提供。埼玉新聞の特集記事とのセットを埼玉県内の劇場限定で先着1万人に進呈する。
トキタ種苗公式サイトによると、同種は野生の強い香りはそのままに栽培しやすい地中海沿岸原産のサラダ用ハーブ。野生種は今でも道端に生えているという。
主人公の壇ノ浦百美と麻実麗が恭しく一礼する姿と共に「埼玉県にお住まいの皆さま、わざわざ早々にご来場いただきありがとうございます」とメッセージが添えられたパッケージがプレミア感を漂わせる。
イオンシネマ熊谷では1回目上映時刻の9時20分に合わせ、開店直後から列ができた。上映開始10分前に入場が始まると、チケットと引き換えに入場者へ進呈された。
入場時に進呈された観客からは「プレゼントがあるなんて知らなかった」「家庭菜園をしているので早速まいてみたい、収穫が楽しみ」との声が上がった。市内から見に来たという夫婦は「埼玉が舞台になっているというので上映を楽しみにしていた」「自虐的に扱ったところも逆に面白いのでは、期待している」と話していた。
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