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熊谷のナイトバザール「星川夜市」、回を重ねにぎわう 初の試み「花嫁行列」も

笛太鼓に先導されゆっくり進む花嫁行列

笛太鼓に先導されゆっくり進む花嫁行列

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 熊谷のナイトバザール「星川夜市」が3月9日、市の中心地を流れる星川沿いで開かれ、飲食店や手作り品販売など32団体が出店した。

振り袖を着付けの技だけで伝統を生かした新しいドレスに変身させる

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 商店街のにぎわい創出につなげたいと、毎月1回開催している同イベント。川沿いの通り約200メートルにベーグルやコーヒー、日本ワインや和菓子、おでんやスープ、アクセサリーや伝統工芸「熊谷染」雑貨の販売、占いや耳つぼサロンなど32店舗が並んだ。

 今回初の試みで注目を集めたのは、熊谷まちなか記念日委員会が企画した「花嫁行列」。花嫁はウエディングドレスの上に、振り袖をドレス風に着付けて仕上げる独自のスタイルで登場。花嫁花婿を先導するように地元保育園の保護者チーム「なでしこ太鼓」の演奏と、ダンスパフォーマンスがハレの日の演出を盛り上げた。

 同委員会代表の小久保幸江さんは「披露したのは、思い出の振り袖を着付けの技だけで伝統を生かした新しいドレスに変身させる『ザ・オリエンタル和装』の提案するウエディングトレスの形。夜市で多くの方に知ってもらおうと企画した。予想以上に足を止め『なんだろう』と興味を持ってくださる方がいて良かった、手応えを感じた」と笑顔を見せた。

 初開催から出店しているというサロン担当者は「毎回にぎやかで、来場される方はお祭りのように楽しんでいる様子が見える。出店側としても毎回新しいお客さまに出会う機会になっている」と話す。実行委員会によると今回の来場者は約1200人で、SNSを通じて回を重ねるごとに来場者も出店者も増えているという。

 担当の大川春菜さんは「熊谷地域を盛り上げたいという方であればどなたでも出店を受け付けている。この夜市をきっかけに熊谷を楽しむ人たちが増え、空き店舗事業へつなげるなどチャレンジの場として活用してもらえたら」と話していた。「出店者、来場者、全ての人が主役」とも。

 次回は4月13日に開催。開催時間は17時~21時。

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