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熊谷でラグビーワールドカップ交流イベント 子どもたちが「おもてなし」

各国にまつわるクイズを出題したキッズスタッフ

各国にまつわるクイズを出題したキッズスタッフ

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 ラグビーワールドカップ2019で埼玉・熊谷開催の試合に出場する6カ国について学び、遊びながら交流するイベント「6ヵ国を学ぼう!遊ぼう!!交流しよう!!!」が3月17日、熊谷市スポーツ・文化村「くまぴあ」で行われ、子どもたちが来場者や各国関係者をもてなした。

各プログラムの紹介と締めくくりの言葉もキッズスタッフが担当

 参加したのは「熊谷うちわ祭」や「全国うどんサミット」など、イベントで海外からの来場者をもてなすガイド役を担うNPO「AEA」所属の「AEAキッズ」46人。さまざまな学び・体験を通じてグローバルな子どもを育てる活動を展開している同NPOが、キッズ主体のイベント運営に初挑戦した。

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 キッズスタッフは事前に「各国ブース担当」や「調理担当」「読み聞かせイベント担当」「五家宝作り体験担当」などに分かれ、内容について学び、予想される質問やコミュニケーションのポイントを想定しながら準備してきた。多彩なプログラムが行われた同イベント。開場直後から、ステージ演奏者の紹介やスタンプラリーの説明、五家宝作りのアシスタント、6カ国の絵本の読み聞かせ、アルゼンチンとウルグアイの家庭料理「エンパナダ」作りなど、各プログラムの開始やクロージングメッセージ、各国関係者のアテンドまで会場中で活躍した。初めは緊張した面持ちだったキッズスタッフも、声を出すうちに笑顔であいさつができるようになっていた。

 中でも各国にまつわるクイズを出題したキッズスタッフは、来場者に向け国旗を掲げながら積極的に声を掛けた。出題は英語と日本語の両方を予定していたが、小さな子どもには絵で分かる問題を出したり、かがんで目線を合わせたり、回答までの間合いを取ったり、スタンプ場所まで誘導したりした。「なかなか正解が出ないからヒントを追加してみた」と話すキッズスタッフもおり、相手に合わせて対応する様子が見られた。さいたま市から参加した子どもの母親は「1年前は人前で話すことも苦手だった子どもが、笑顔であいさつし、英語で話すことができていて成長を感じた。本人もうれしかった様子」と話した。

 「迷ったけれど来て良かった」と話したのは市外から小学生の子ども2人を連れて訪れた母親。学校でちらしを配布されたものの「英語で」と聞いて気後れしたという。「取りあえず見に行ってみよう」と子どもたちを連れて来たところ、「クイズでスタンプを集めながら各国のことを知り楽しかった」と話す。子どもたちも「ロシア語で応援メッセージを書いた」「ラグビー体験も面白かった」と笑顔だった。

 赤井由紀子代表は「AEAキッズが主体となって運営に挑戦した初のイベント。来場者をお迎えし、6カ国について学び、遊び、交流してもらえるよう子どもたちが自ら考えて行動し、臨機応変に問題解決していく貴重な経験を積むことができた。子どもたちが長い時間をかけて経験を積み上げていく中で、大人になった時にこの活動の意味を理解してもらえたらうれしい」と話した。

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