医療用医薬品・ワクチンを製造販売する製薬会社「MSD」は3月31日、妻沼工場(熊谷市西城)の敷地の一部を花見客に特別開放して「さくらまつり」を開催する。
敷地内の桜並木を地域の人々に開放し「春のひとときを楽しんでほしい」と、2000年から敷地の一部を当日限定で開放してきた同社。全国の小学校で出張授業を行ったり、地域NPO活動支援プログラムを実施したりと、地域社会との共生・発展に努めている。
当日は武州天野流妻沼太鼓の和太鼓演奏や熊谷吹奏楽団のミニコンサート、ARを使って体の中を見る体験、フォトイベント、桜並木をゆっくり周回するミニトレインの運行、ストラックアウトや輪投げ、スーパーボールくじなど、幅広い年代に合わせたプログラムを企画。例年500人以上が来場するという。
来場者は「総合受付」で受け付け後、桜並木とイベント会場を回ることができる。東と西のイベント会場をつなぐ桜並木は「見事だ」「ゆっくり鑑賞できる」と例年好評を得ている。
熊谷市では3月25日、熊谷地方気象台が市内で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表。敷地内の桜の多くはつぼみのままだが少しずつ咲き始めると予想。同社担当者は「広々とした敷地内で春を感じるイベントを楽しんでほしい」と話す。
開催時間は13時~16時。入場無料。