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「熊谷こどもみらい塾」 地元自慢を動画で伝える、おもてなし体験も

同イベントを主催する熊谷青年会議所のメンバー

同イベントを主催する熊谷青年会議所のメンバー

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 地域の未来を担う子どもたちを育成する「熊谷こどもみらい塾2019」が6月15日、熊谷市内各地で開催された。主催は熊谷青年会議所。

流しうどんを体験する参加者ら

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 8年目を迎える同事業。市内小学生を対象に、熊谷の地域資産を体験し発表し合うことで、子どもたち自身で考えられる力を養うことを目的とする。これまでに、星川での祈りを込めた灯籠流しや染め物体験、荒川での打ち上げ花火など企画してきた。理事長を務める出井計多さんは「この時代の担い手となる子どもたちのためにできることをやることが私たちの使命」と話す。

 今年はステップアップ型の寺子屋事業として開催。参加者は市内の名所や店で熊谷の自慢を知り、その自慢を伝えるために考えながら動画を撮影し、お互いに発表し合う。

 今回は全3回開催のうちの1回目。天然記念物のムサシトミヨを知るルートや国宝を有する妻沼を知るルート、ラグビーワールドカップが開催される熊谷ラグビー場を知るルートなど、メインテーマごとに10のルートに分かれて行った。各ルートでは、熊谷ならではのおもてなしを体験する施設を併せて巡ることで、熊谷のことを知りつつ楽しんでもらえるよう構成した。

 うどん打ち体験施設「よりみち屋」に立ち寄った参加者らは「流しうどん」に挑戦。雨模様にもかかわらず、用意された竹筒の上方から流れる「うどん」や「ミニトマト」などを箸で思い思いにすくい上げた。

 担当者の松本峰司さんは「名前は知ってはいても普段行かないようなところに実際に行ったことが特に印象に残っていたようだ」と話す。当日書いてもらった日記には「とってもたのしかったです」と書く子どもも。松本さんは「子どもたちには熊谷を自慢できるようになることで、熊谷に愛着を持ってもらいたい。将来熊谷を離れることがあるとしても、その地域にも愛着を持って、何ができるか考えられる人になってほしい」と笑顔を見せる。

 次回は7月13日、最終回は8月11日に開催する。ホームページやファックス、電話で受け付ける。松本さんは「2回目はルートごとに情報を共有してから各地を再び巡る。今からでも安心して応募してほしい」と話す。参加申し込みは7月6日まで。参加無料。体験交流費や昼食代は自己負担。

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