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埼玉県防災学習センターで企画展「南海トラフ地震」 知識と備え知るきっかけに

会場となる埼玉県防災学習センター1階展示室

会場となる埼玉県防災学習センター1階展示室

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 埼玉県防災学習センター(鴻巣市袋、TEL 048-549-2313)1階展示室で現在、企画展「南海トラフ地震ってどんなんかい~日本とプレートの関係~」が開催されている。

企画展「南海トラフ地震ってどんなんかい~日本とプレートの関係~」

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 今後30年以内に80パーセント以上の確率で発生すると予想されている「南海トラフ地震」を知ってもらおうと企画した同展。歴史資料や専門家の科学的検証による被害予想から南海トラフ地震をパネルで紹介する。

 会場では「南海」の場所や「トラフ」が何なのかという基礎知識から、2011(平成23)年に起きた東日本大震災と南海トラフ地震予想を津波の高さや到達時間などを比較。そもそも「地震とは何か」「なぜ日本は地震が多いのか」という理由を地震とつながりの深いプレート運動や地球の活動を交えて解説する。

 企画した石井萌さんは「地球の仕組みが分かれば、日本に地震が多いことも理解できるはず。地球に住んでいる限り地震や自然災害と付き合っていく覚悟が必要で、ただ地震を怖がるのではなく知識と備えが大事。私たちがどのような場所で暮らしているのかを再認識し、防災意識を高めるきっかけになれば」と話す。

 会場では、小学生など初心者向けのギャラリートークも行われ、来館者からは「地震のことが良く分かった」といった声があった。

 開館時間は9時~16時30分。月曜定休。次回のギャラリートークは12月14日13時~14時。入場無料。2020年1月31日まで。

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