ショッピングセンター「アリオ深谷」近くのカフェ「ignis coffee(イグニスコーヒー)」(深谷市、TEL 090-4967-2508)が12月19日、オープン1周年を迎えた。
白い外壁と重厚な扉が目を引く同店。隠れ家のような店内はスタイリッシュなコンクリートの壁とアンティークのインテリア、入り口脇には焙煎(ばいせん)機が鎮座する。カウンター5席テーブル8席を設ける。
「美味しいものは人を幸せにする」をコンセプトに自家焙煎コーヒーと手作りの総菜、デザートを提供するカフェ。店主の竹下宏美さんは都内ホテルやコーヒー店に勤務し接客を経験、カフェが好きで人との関わりを大切にしたいと前オーナーと縁をつなぎ、夫婦で店を開いた。
「自分が好きなもの、おいしいと思うものを提供している」と竹下さん。「本来なら、お客さまが求めるものを研究した方が良いと思うが、私自身コーヒーとカフェが好きで自分の好きなものを作ってしまう、好みが合う方と出会えたらうれしい」と話す。今夏からは朝の時間帯も店を開き軽食を提供。竹下さんは「自分が朝食難民になり、カフェで朝食を取りたかった」と笑顔を見せる。
メニューはブレンドコーヒー、自家製シロップのドリンク(各450円)、モーニングにフレンチトースト、ホットサンド(以上600円)、ランチにはラペやリエット、コンフィなどその日の黒板に書かれた総菜から選ぶランチプレート(総菜3種800円、6種1,100円)、デザート(400円~)など。素材から厳選し作り置きせず一つ一つ丁寧に手作りする。1杯ずつ豆をひきハンドドリップで入れるコーヒーは店内で自家焙煎。竹下さんは「豆の良さを全て引き出したい、目指すコーヒーがある」と話す。「今は新豆の時期、メキシコ(100グラム=700円~)がお薦め」とも。
オープンから1年、SNSやイベント出店を通じて徐々に広まっている。竹下さんは「お客さまが紹介してくださったり、イベントがきっかけで来店されたりして認知されつつある。店内イベントで出店者と参加者がつながり、コミュニティーの場としても利用いただければ」と話す。
営業時間は8時~18時。月曜・火曜定休。