新一万円札の顔となる深谷市出身の実業家・渋沢栄一をモチーフにしたチョコレートが、埼玉県内の道の駅に登場した。
「渋沢栄一ミルクチョコレート」は1886(明治19)年創業の老舗チョコレートメーカー、芥川製菓が販売するチョコレート菓子。新一万円札をモチーフにデザインしたラベルでミルクチョコレートを包んだ。
深谷市に工場を持つ同社、渋沢栄一が新一万円札の肖像や大河ドラマの主人公に決まったことから商品を開発。2019(令和元)年12月中旬から販売している。
「1914(大正3)年に日本のチョコレート史の幕開けとほぼ同時にチョコレートの製造を始め、以来チョコレート専業メーカーとして歩み、お客さまの嗜好(しこう)の変遷に沿いながら常に品質とおいしさ楽しさを追求してきた。渋沢栄一ミルクチョコレートはその中から生まれた製品の一つ。小島進深谷市長の後押しもあり商品化した」(同社広報グループ)といい、「発売以来、特に年末年始は予想を大幅に上回る売れ行きだった」とも。
埼玉県内の道の駅と、池袋ショッピングパーク内にある芥川製菓直営店で取り扱う。
価格は1枚300円。