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駅から一番遠いラグビー場・熊谷で3000人歩く 市内全体ファンゾーン化の声も

通過ポイントでスタンプをもらい駅まで歩くとオリジナルポストカードを進呈するキャンペーン「スクマムクマガヤウォーク」

通過ポイントでスタンプをもらい駅まで歩くとオリジナルポストカードを進呈するキャンペーン「スクマムクマガヤウォーク」

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 ラグビートップリーグ第5節が行われた2月15日、熊谷ラグビー場でキヤノンイーグルス対ホンダヒート戦、パナソニックワイルドナイツ対東芝ブレイブルーパス戦が行われ、2試合の観客数は4万人を超えた。

第1試合キヤノンイーグルス対ホンダヒート戦は2万138人、第2試合パナソニックワイルドナイツ対東芝ブレイブルーパス戦は2万2705人が観戦した熊谷ラグビー場

 当日朝、11時30分の第1試合開始を目掛けて、JR熊谷駅では8時からバス待ちの列ができ、開場時間となる10時の時点で最大45分待ちとなった。同じ頃、熊谷スポーツ文化公園内の駐車場は満車状態。コミュニティーFMラジオ「FMクマガヤ」で駐車場誘導情報も放送されたが、会場までの道路は大渋滞した。

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 第1試合開始前、会場入り口エリアの応援グッズ配布やオフィシャルグッズ販売、フォトスポットなどに多くの人が詰め掛けた。会場内には地域の飲食店も出店。「熊谷うどん」や「熊谷宿ビール」、薫製たまご「くまたま」、熊谷唯一の酒造「権田酒造」のカップ酒や甘酒など地元ならではの商品のほか、「熊谷ラグビーマドレーヌ」や「ラグいなり」「みそパンベーゴー」などラグビーにちなんだ商品も集まった。友人と都内から来たという男性は「充実していると思う。こんなに(出店が)あるとは思ってなかった」、60代の夫婦は「混んでいるが少し並んだ程度、熊谷土産も手に入った」と話していた。

 W杯で活躍した選手が多く出場することもあり前売りチケットは完売。当日券も販売されたが第2試合が始まる頃には空席がほとんどなくなった。第2試合はパナソニックワイルドナイツ対東芝ブレイブルーパス戦。開幕全勝同士、昨年日本代表チームで共に活躍した稲垣啓太選手、堀江翔太選手、松田力也選手がリーチ・マイケル選手と戦う注目の対決となった。解説アナウンスで「おっとリーチに稲垣がタックル」の声に会場内がどよめき、稲垣選手交代の場面では場内全体が拍手に包まれた。リーチ・マイケル選手がボールを持った瞬間に低く響くリーチコールも健在だった。試合は46対27でパナソニックが制し開幕5連勝。首位をキープした。

 「駅から一番遠いラグビー場」と揶揄(やゆ)される熊谷ラグビー場。当日も大勢の人々が約4キロを徒歩で駅へ向かった。県ラグビー協会は少しでも楽しんで歩いてもらおうと、通過ポイントでスタンプをもらい駅まで歩くとオリジナルポストカードを進呈するキャンペーン「スクマムクマガヤウォーク」を試合終了後に実施。パナソニックワイルドナイツの協力で今回は稲垣選手のスタンプ、福岡堅樹選手のポストカードが進呈された。

 熊谷市によると、ラグビー場から駅に徒歩で向かった人は、開幕戦が行われた1月12日同様約3000人だった。横浜から訪れた家族の父親は「確かに遠い。でも、たくさんの人が歩いていて一体感があった」、男の子は「天気が良くて気持ちが良かった」と話した。初めて熊谷ラグビー場に来たという女性は「試合も会場の雰囲気もとてもよかった。娘と選手の話をしながら歩いて来たので、それほど苦にならなかった」と笑顔を見せた。駅構内や会場では地域ボランティアらが手を振りながら「歩いてくれてありがとう」「また熊谷に来てください」と声を掛けていた。

 来場者とハイタッチで交流する集団「ハイタッチャーズ」が配布する「ウェルクマチラシ」は駅周辺にある元ラガーマンが営む店やラグビーメニューのある店など、観戦の打ち上げや土産購入に勧めたい店を独自にまとめたマップ。スタッフは「試合後もファン同士盛り上がってほしい。街中の店や地域に住む人々を巻き込んで、市内全体をファンゾーンにしていきたい」と意気込む。

 5月まで続くトップリーグ。次回試合は2月29日。三菱重工相模原ダイナボアーズ対サントリーサンゴリアス戦、パナソニックワイルドナイツ対NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦が予定されている。

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