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深谷でZINE展示会 店主個人で集めたインディーズ本200冊以上

旅行会社の一角にあるセレクトショップ「雑貨と古書の小さなお店りすとのしゅ」

旅行会社の一角にあるセレクトショップ「雑貨と古書の小さなお店りすとのしゅ」

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 個人で制作した本や雑誌、ZINE(ジン)を展示する「インディーズ本の世界 その位置」が2月23日、深谷市の「雑貨と古書の小さなお店 りすとのしゅ」(深谷市西島町)で開かれる。

「インディーズ本の世界 その位置」の案内ちらし

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 旅行会社内の一角にある同セレクトショップ。「作家さんの作品を小さな田舎町に届ける」をコンセプトに、雑貨やアート作品、ポストカードなどを展示販売。店名「りすとのしゅ」はチェコ語で郵便屋さんを意味する。

 当日は「ブログやインスタグラムで簡単に自己表現できるこの時代に、なぜ、紙なのか?なぜ、印刷なのか?」をテーマに、200冊以上のインディーズ本を展示。来場者は自由に手に取り読むことができる。

 ZINEと呼ばれる個人で制作した本や雑誌が注目されている昨今。ZINE同様に作られた本や雑誌、同人誌、ミニコミ、ファンジン、自費出版、リトルプレス、フリーペーパーと呼ばれる一般的に流通していない本を総称して「インディーズ本」と呼び、展示することにした。

 展示するのは、全て店主の栗原紀人さんが集めたもの。鳥取県にある汽水空港の機内誌「TAXING」や「会社にあるもので、あなたが捨てられないものは何ですか?」を地域で尋ねた記録集、同市の古本屋「須方書店」を紹介した本などさまざま。全国の個性的な書店や展示会で出合ったインディーズ本を、「食」「サブカル」「創作・漫画」「旅・ローカル」の4ジャンルに分けて展示する。

 「自由に読んで、笑い、うなり、首を傾げて楽しんでほしい。簡単に言えば有料の立ち読み会」と栗原さん。展示物の性質上、撮影禁止だが私語は可能。「常識の範囲内で大いに語り合いましょう」と続ける。

 会場内で自作本を持参し会場内で紹介、販売することも可能(別途料金要)。PRタイムは砂時計1本(2分=500円)。砂時計2本(4分=1,000円)。栗原さんは「参加者の皆さんには砂が落ちるまでの数分間、紹介者の話に耳を傾けてほしい」と話す。

 開催時間は12時~22時。入場料は500円ワンドリンク付き。

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