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生産者から飲食店へ応援企画「ふかやのやさいびと おくりもの市場」始まる

企画した力丸さんと「ふかやのやさいびと おくりもの市場」に協力する仲間

企画した力丸さんと「ふかやのやさいびと おくりもの市場」に協力する仲間

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 新型コロナウイルスの影響で販路を失った野菜を生産者から飲食店へ無償提供する応援企画「ふかやのやさいびとおくりもの市場」が5月29日、深谷中央青果市場内サードセレクション(深谷市稲荷町)テント内で始まった。

カリーノケールやビーツ、カラフルミニトマト、ズッキーニなどが入った野菜セット(レシピ付き)

 深谷市に店を構える飲食店を対象に、市内の生産者が販売先を失った野菜を無償で提供する取り組み。カリーノケールやビーツ、カラフルミニトマト、ズッキーニなどが入った野菜セットが用意され、1店舗につき最大2セットまで受け取ることができる。

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 深谷市で農業に従事する力丸農園(深谷市前小屋)の力丸敦夫さんが、新型コロナウイルスの影響で市内の飲食店が大きな打撃を受けていると聞き「野菜を生産している者として自分にも何かできることはないか」と考えた。農園で飲食店向けに生産していたイタリア野菜が行き場をなくし廃棄する状態に陥っていたこともあり無償提供を企画。力丸さんの声に市内の農家や飲食店が賛同し、深谷市と深谷中央青果市場の協力を得て実現した。力丸さんは「飲食店を少しでも応援して元気になってもらいたい。野菜に関わる人たちでこの危機を乗り越えたい」と話す。

 配布は毎週金曜、14時~15時。青果市場内サードセレクションテント内で行われる。希望者はフェイスブックグループへ参加し、その週に提供される野菜を確認、前日昼までにコメント欄で希望数を伝えておく必要がある。

 この日、受け取りに来た居酒屋「ごはん亭家蔵」(深谷市石塚)のスタッフは「旬のおいしい野菜、鮮度の良い野菜がうれしい。助かる」と話し、大衆割烹「伍」の店主間宮勉さんは「普段から地産地消に力を入れ、力丸農園の野菜を仕入れている。地元野菜は鮮度が違うのはもちろん、生産者の顔が見えることも大きい」と話していた。

 「納品先として日頃からお世話になっている飲食店に恩返ししたかった」と力丸さん。配布野菜にはイタリア野菜などなじみのない野菜も入る。「野菜を知ってもらおう」と野菜と一緒にレシピを入れ、飲食店から野菜を広めてもらう狙いもある。力丸さんは「予想以上に飲食店の方に利用してもらい、反応が良くてよかった」と話す。「新型コロナウイルスの影響がどこまで続くのか分からないが、受け身にならず前向きに立ち向かっていきたい。野菜を通じてたくさんの人とつながり、収束後には『野菜でたのしめるまちづくり』を協力しあえる関係を築きたい」と意気込む。「協力いただける生産者さんも募集している」とも。

 今後状況により2カ月をめどに配布予定。詳細はフェイスブックグループで確認できる。

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