おにぎり専門店「おにぎり沢乃」(熊谷市銀座、TEL 048-598-8091)が熊谷駅東口から徒歩3分の場所にオープンして1カ月がたった。
注文を受けてから握る「沢乃」のおにぎり。具材がたっぷり入っているのが特長
以前カレー専門店があった場所。「いつでも食べられる日常食=おにぎり」を提供する。店内はテーブル6席。カウンター2席。
どっしりした三角のおにぎりは注文を受けてから握る。150グラムのご飯を使い、中身の具をたっぷり入れるのが特長。「食べ始めから最後まで具を楽しめるように」と話すのは店長の清宮美加子さん。毎日開店前にご飯を炊き、シャケを焼いてほぐしたり他の具材を煮たり炒めたり、添加物など使わずできる限り手作りする。「毎日食べても飽きないのがおにぎりだと思う。ホッとする味を提供したい」とも。
メニューは塩おにぎり(のりなし=210円、のりあり230円)をはじめ、「深谷ねぎ味噌」「こんぶチーズ」(以上280円)や「焼きシャケ」「ガリバタチキン」(以上320円)、「豚キムチーズ」「卵黄肉そぼろ」(以上360円)など40種類以上。厚焼き卵や唐揚げ、ラタトゥイユや中華サラダ、煮物など総菜も用意する。平日限定で月曜は「焼きシャケ&梅おかか」火曜は「豚キムチ&ツナマヨ」など日替わりで異なる組み合わせの「本日のランチセット」(700円)は唐揚げとおしんこ付き。提供1時間前までに事前予約するとみそ汁も付く。テークアウトは竹の皮に包んで提供している。
オープンから1カ月。店の雰囲気から近隣のOLや子ども連れ、一人客も多いという。清宮さんは「特に男性の方は入りにくいと思われるようだが、一度来店されるとリピーターになってくださる方が多い。大きいから満足感があるのかも」と話す。小さめのおにぎりをセットにした『ランチBOX』(660円)も始めた。清宮さんは「口コミやSNSを通じて少しずつ広まっていてうれしい。毎日同じ種類のお米を炊いても気温や湿度によって炊き上がり具合が違ったり、香りの立ち方が変わったりして、試行錯誤しながら日々握っている」と笑顔を見せる。「おにぎりは奥が深い」とも。
営業時間は10時~(売り切れ次第終了)。土曜定休。