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熊谷妻沼に革工房と雑貨「IL イマジンレザー」 市松文様など和柄にこだわり

以前は生花店だったという空き店舗を活用。店名をステッチした大きな看板が目印

以前は生花店だったという空き店舗を活用。店名をステッチした大きな看板が目印

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 革製品の工房と雑貨販売の「IL イマジンレザー」(熊谷市妻沼、TEL 090-9821-9065)が「縁結び通り」にオープンして3カ月を迎える。

トートバッグはほろのデザインを選び、持ち手の長さやデザイン、ポケットの大きさなど相談しながら作る

 妻沼聖天山横の縁結び通り、カフェやほうじ茶専門店の並びにある。以前は生花店だったという空き店舗を利用し、レザー職人の高原裕司さんが開いた。革素材に模様や刻印を打ち込む技法「レザーカービング」を用いて革製品を加工、販売する。

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 革製品専門店で働き、「自分にしかできないものを作りたい。今までのレザーカービングにはあまりなかった和柄を追求したい」と独立した。和柄は草木や自然を図案に取り入れた日本の伝統的な文様の総称で、同店で特に取り組むのは「市松文様」と「麻の葉」の吉祥文様。和装に造詣のあった母親の影響で和柄は身近なものだったという。高原さんは「どちらの柄もどこかで見たことがあるはず。古くから日本で使われている伝統的な柄だが、アニメで知られる通り、今の若い人たちにも新しい感覚で受け入れられている。製品の世界観を通じて日本の伝統や歴史、良いものを次世代へ伝えていきたい」と話す。

 扱うのは染色していない革素材で、店内に「L字ショートウォレット」「トートバッグ」(以上1万5,000円前後)など加工サンプル品が並ぶ。オリジナルデザインを立案するフルオーダーも可能だが、メインは店内の見本を基に受注するセミオーダー。客と相談しながら量産品販売とは異なる丁寧なレザー製品作りを基本としている。高原さんは「店名の『イマジン』は未来を感じる言葉、『IL』はイタリア語で無意味な定冠詞。何もないところから想像してお客さまと製品を作り上げていくという思いを込めた。機械で大量生産される商品とは違う、その方の好みやライフスタイルに合わせた世界に一つだけのものを一緒に作りたい」と意気込む。

 オープンから3カ月。観光客がふらっと立ち寄ったり、家族連れが散歩ついでにのぞいたり徐々に広がっているという。高原さんは「革製品の良さは使えば使うほど色合いや風合いが出てなじむところ。画面越しでは分からないので実際に触れてみてほしい。革製品はバイクに乗る人が趣味で持っているというイメージがあるかもしれないが、カードケースやトートバッグなど身近なものから知ってもらえれば」と話す。「ネットで多くのものが手に入る時代だからこそ、実店舗で注文から完成品を手にするまでのプロセスも楽しんで」とも。

 営業時間は11時~18時。

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