熊谷青年会議所が配信する「熊谷ネイチャーランド 自然は無料のテーマパーク!」動画が9月4日、最終回を迎えた。
動画内で実際に自然の落ち枝を使ったパチンコ作りを紹介している
新型コロナウイルスの影響で外遊びが思うようにできない子どもたちに向けて、熊谷市内で自然に触れ、体を動かしてもらおうと企画。8月14日に第1回を配信、全4回配信で4日が最終回となる。
身近な自然を「無料のテーマパーク」に見立て、熊谷市内の公園や河川敷で体を動かしたり、生き物を見つけたり、自然を生かして遊ぶ様子を撮影。内容は登場する熊谷好きの「げんげん」と「カズーイ」の2人が、熊谷市のマスコットキャラクター「ニャオざね」の指令をクリアしていくというもの。
第1回の動画は別府沼公園で四葉のクローバーを見つけたり、大麻生公園「野鳥の森」で生き物探しをしたりと体を動かして発見する遊び。第2回は江南の「はじまりの森」で落ちている枝を使った「パチンコ的当てゲーム」や荒川河川敷で飛ばす手作りの竹とんぼなど、動きのある遊びで自然の中で体を動かす楽しみを伝えている。落ちた枝を使うパチンコや竹トンボの作り方は第3回の動画で紹介。適している枝の形や自宅から持参する材料をアドバイスし、野外で実際に作る様子を配信した。最終回となった第4回は市街地を流れる成田用水で「笹舟レース」を、元荒川で「ムサシトミヨ」を観察、自然環境を守る人たちに話を聞いた。
動画は1作品5~10分。低学年用に分かりやすいテロップを入れ、ゲーム風に「レア度」を星印で示したり、効果音を入れたりと子どもに飽きさせないよう工夫、熱中症対策やコロナ対策も含めた。
緑色のティーシャツと帽子で登場する「げんげん」は「自然にあるもので遊ぶから計画的じゃないのがいい。実際にその場に行って『これいいね、やってみよう』と工夫が生まれてもっと楽しくしようと考える。動画で紹介したものは遊びのヒント、アレンジして独自の遊びにつながればうれしい」と話す。「パチンコや竹とんぼなど、自分で作ったおもちゃで遊ぶ楽しみは格別」とも。
同会議所の担当委員長、猪原英和さんは「もともと、熊谷にある楽しい自然を巡って指令をクリアしポイントを取得する遊び『クマロゲ』を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で集まることが難しくなってしまった。動画で子どもたちに遊び方を紹介することで、状況に応じて体を動かしたり、自然に触れたりしてストレスを発散できるきっかけになれば」と笑顔を見せる。
動画はチラシのQRコード、または「クマロゲ」で検索できる。全4回の動画視聴者の中から先着28人にプレゼントを進呈する。