深谷市は9月9日「救急の日」に、深谷市民から感謝とねぎらいの気持ちを届けたいと「ふっかちゃん&渋沢栄一ポロシャツ・Tシャツ2020」の売上金の一部を深谷赤十字病院(深谷市上柴町)へ寄付した。
ふっかちゃんには「びょういんにきてくれてありがとう。みんなげんきもらったよ」と感謝状が授与された
6月から深谷市民を対象に販売された同ポロシャツとTシャツ。2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公で新1万円札の肖像となる渋沢栄一と、深谷市イメージキャラクター「ふっかちゃん」のデザイン、深谷市と深谷市地域振興財団で共同作製した。深谷市の職員や学校関係者、消防職員、自治体関係者をはじめ市民らが購入し8月までに1943枚を販売。この日は「医療従事者にエールを!」と売上金の一部、ポロシャツとTシャツ合わせて61万8,600円が寄付された。
深谷市の小島進市長は「深谷赤十字病院は深谷市民にとってなくてはならない救急病院。新型コロナウイルス感染症や熱中症の対応など、最前線で戦っていただいている皆さんに感謝の気持ちでいっぱい。今回の寄付金でポロシャツ・Tシャツを購入してくださった市民の皆さんの思いを形にして届けることができてうれしい。コロナ禍にあって色々な不安もあるが、市は今後とも病院としっかり連携を取っていきたい」と話した。
深谷赤十字病院の伊藤博院長は「9月9日救急の日という我々にとって重要な日に、このような寄付をいただいたことに感謝を申し上げたい。新型コロナウイルスが騒がれる中、これまでにもさまざまなご寄付やご支援、市内小中学生の皆さんからメッセージなどをいただき、地元の皆さんに愛されている病院であると強く感じている」と話し、「深谷赤十字病院はコロナの最前線としてさまざまなことを見据え対応しながら、通常の救急受け入れにも奮闘している。今後も地域に根差した赤十字病院の役割をしっかり務めていきたい」と続けた。