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県内聖火リレートーチ巡回展示始まる 深谷で除幕式、来年に期待

「コロナ禍で気持ちが沈みがちだが、トーチを見上げて気分も地域も盛り上げていきたい」と聖火ランナーの栗原さん

「コロナ禍で気持ちが沈みがちだが、トーチを見上げて気分も地域も盛り上げていきたい」と聖火ランナーの栗原さん

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 埼玉県内の58市町を回る東京五輪聖火リレートーチの巡回展示が始まり10月12日、深谷市役所で除幕式が行われた。

上から見ると桜の花の形をしたデザインになっている(画像提供=深谷市)

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 今年行われる予定だった東京五輪は新型コロナウイルスの影響で大会も聖火リレーも延期となり、聖火リレーは2021年3月に改めてスタートすることが決まった。県内58の市町を回る巡回展示は、新型コロナウイルスの収束後を見据えた大会機運醸成策の一環として、10月6日の上里町から1日ずつ巡回し、9日に美里町の展示を終えて深谷市にやって来た。

 朝9時に行われた除幕式には市民ら150人以上が集まり、除幕と同時に姿を表したトーチに大きな拍手が上がった。トーチは長さ71センチ、重さ1.2キロ。「桜ゴールド」と呼ばれる桜色と金色を合わせたような色で、上から見ると桜の花の形をしたデザインになっている。展示台に固定され透明なアクリルケースに覆われているため手に持つことはできないが、記念撮影ができる。

 近くに住んでいるという親子は「写真で見るよりも輝いて見える、深谷のユリの花もトーチに合っていてすてき」と話し、トーチと並んだふっかちゃんを写真に収めていた。広報紙でトーチ展示を知り散歩がてら来たという男性は「聖火リレーのトーチを見ただけで気分が盛り上がる。コロナが収束に向かってくれることを願う、来年に期待したい」と話した。

 深谷市役所の展示は12日16時まで。13日は寄居町、14日は熊谷市、15日は行田市と続き、2021年2月までに県内を巡る。

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