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行田のジャパンフードが「行田在来青大豆」商品販売 地元特産品広める

行田在来青大豆の大豆粉、きな粉、枝豆を使った商品

行田在来青大豆の大豆粉、きな粉、枝豆を使った商品

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 秩父鉄道「ソシオ流通センター駅」近くの業務用冷凍ケーキ製造卸「ジャパンフード」(行田市持田、TEL 048-554-9541)が現在、行田在来青大豆を使った商品を開発、販売している。

秩父鉄道「ソシオ流通センター駅」近くにある工場直売所

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 1979(昭和54)年創業、レストランやホテルなどへの業務用の冷凍ケーキを製造卸販売する同社。自社のオリジナル商品(N.B)をはじめ受託加工・製造(OEM・P.B)、提案製造など外食産業に幅広く関わってきた。新型コロナウイルス感染症の影響で業務用冷凍ケーキの注文が減り、販路を見いだそうと5月から一般顧客向けに工場直売も始めた。

 営業担当の佐藤智恵さんは「地元の方々に自社商品を知ってもらうチャンスだと思った」と話す。業務用の大きな規格をコンパクトなサイズに改良し、「安価で気軽に購入できる」と口コミで広がり開始直後から来店客の行列ができたという。ラインアップはティラミス、生キャラメルケーキ、アップルパイ、バスクチーズケーキ、大人のフォンダンショコラなど。これまでに開発した商品は100種類以上に上り、直売所には常時30種類を用意する。

 工場直売をきっかけに地元ならではの商品も開発した。行田市内で古くから栽培されている在来大豆である「行田在来青大豆」の大豆粉、きな粉、枝豆を生地とクリームに使った「古代蓮(はす)ロールケーキ」(4センチ×7センチサイズ4本入り、1,200円)や古代蓮をイメージした「古代蓮カップケーキ」(550円)、「行田在来青大豆」のイメージキャラクター「行田豆吉」の顔を描いた「豆吉青大豆ムース&フロマージュケーキ」(1,900円)、「豆吉シュークリーム」(200円)、「きな粉モンブラン」(3個、1,050円)などオリジナルスイーツを販売する。

 佐藤さんは「直売所にいらっしゃるお客さまとの会話から行田在来青大豆を使用したスイーツ商品化につながった。使っているのは市内の大豆農家『豆吉クラブ』の青大豆。行田在来青大豆ならではの大豆の強い風味と甘み、濃厚なうま味の枝豆・きな粉のおいしさを届けたい。地元特産品を広められれば」と話す。「お客さまを飽きさせないよう、オリジナル商品を開発していきたい」とも。

 商品は工場直売所のほか、市内観光情報館「ぶらっと・ぎょうだ」(忍、TEL 048-554-1036)でも取り扱う。工場直売日は木曜(10時~17時)、土曜(10時~15時)。

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