熊谷の洋菓子店「Patisserie GARA(パティスリーガラ)」(熊谷市銀座、TEL 048-501-1005)がオープンから2周年を迎えた。
店舗外観。猫モチーフのログマーク。王冠は「ケーキ」曲がったしっぽは「G」を表す。「GARA」の「A」2つは猫耳をイメージ
国道17号銀座2丁目交差点近く、熊谷第一団地19号棟1階にある同店は、店主の仲村柄(なかむら)圭太さんが「スイーツで地域の皆さまの笑顔を引き出したい」と2019(平成31)年4月16日に開いた。店名「GARA」は名字の1文字「柄」から名付け、「皆さまに親しんでいただけるよう、大好きな猫をモチーフにした」という店のロゴマークは、しっぽの曲がりで「G」を表し、王冠は「ケーキ」、「GARA」の「A」2つは傾きで猫耳をイメージしている。
外壁やドア、棚や床をウッディー調でそろえ、壁に猫型の時計を掛けるなど温かみがある内装の店内には、生菓子約15種類、焼き菓子約18種類、ギフト商品が並ぶ。オーダーメードでキャラクターケーキなどのオリジナルケーキも受け付ける。デコレーションケーキとギフト商品はネット予約も可能。
「季節感を大切に、家族や仲間と一緒に召し上がってもらえる親しみやすいお菓子」をコンセプトに、定番商品の「苺(いちご)のショートケーキ」(420円)、「ふわ生チーズ」(370円)のほか、旬のフルーツを使ったものや季節の行事に合わせたものも用意する。和と洋の要素と旬のフルーツを組み合わせた「わらび餅のパフェ」(440円)は、わらび餅、黒蜜共に自家製。カスタードプリン(220円)は「花園たまや」(深谷市)の卵を使い低温でゆっくり焼き上げる。注文を受けてからクリームを詰める「熊谷クッキーシュー」(165円)のパリッとした食感や熊谷マドレーヌ」(180円)に「もっちり感」を出すため、熊谷産小麦「あやひかり」を配合するなど地元食材も使う。パフェなどのガラス容器は次回来店時に持参すると回収してもらえる。
オープンから2年。「甘さ控えめで口当たりが軽い」「ケーキのデザインがかわいい」と口コミで来店客が増え、リピーターも多い。「お客さまに支えられて地域に根付いてきた実感がある」と仲村柄さん。「デコレーションケーキは、お祝いを受ける人だけでなく、祝う人の気持ちも汲(く)んだものに仕上げたい。幸せなひとときに寄り添うようなスイーツ作りを心掛けている」と話す。「和菓子も大好きなので、和の素材を取り入れた創作菓子も作っていきたい」とも。
営業時間は10時30分~19時。火曜、水曜定休。