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渋沢栄一「深谷物産館」開館 農産物や栄一グッズなど800点、「おもてなし隊」も

ズラリと商品が並ぶ物産館内の様子

ズラリと商品が並ぶ物産館内の様子

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 深谷物産館(深谷市仲町)がオープンして3カ月がたった。

商店街を周遊してもらおうと用意しているマップやガイド

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 「渋沢栄一青天を衝け 深谷大河ドラマ館」に併設する同施設。大河ドラマ館の出口と中庭でつながっており、入場無料。野菜などの農産物を販売するスペースと、グッズや深谷ならではの土産を販売、観光案内展示をするスペースに分かれている。

 店内には「2021年大河ドラマ『青天を衝(つ)け』公認商品」のほか、2024年に新紙幣の顔となる渋沢栄一をモチーフにしたグッズや食品などの関連商品、藍染めの小物、同市イメージキャラクター「ふっかちゃん」グッズなど約800点が並ぶ。このほか、地元産の野菜や卵、ハチミツ、米、ピクルス、ドレッシング、ネギみそ、食用花を使ったクッキー、ジャムやお茶なども並び、深谷野菜をおいしく食べるために考案した「ふかやさいレシピ」の紹介も行う。

 店内では壁一面を使い、渋沢栄一に縁のある深谷市観光地「深谷駅」「日本煉瓦製造 旧煉瓦製造施設」「尾高惇忠生家」「旧渋沢邸中の家」「誠之堂・清風亭」をパネルで紹介。市内観光マップを置くほか、毎日11時ごろからは「おもてなし隊」のスタッフ2人が、「次の観光場所までの行き方」「食事がしたい。どんな店があるのか」など利用者の要望を聞きながら深谷市内を紹介する。

 施設運営は深谷市商店街連合会。昨年、物産館オープンを前に市内5つの商店街が集まり講習会を開き、店ごとで「深谷ならではの土産物」を開発してきた。ストアマネージャーの松岡嘉奈さんは「大河ドラマ館オープン時の商品は約500点、3カ月で約800点に増えた。大企業のものもあるが、地元商店街の人たちは納品に来ると周りの商品から刺激を受けたり、その場でお客さまの声を聞いたりしてパッケージに反映、新商品につなげるなど、とにかく熱量がすごい。大河ドラマにとどまらず、新紙幣やその先も見据えた深谷土産を自分たちで作っていこうという気持ちが伝わってくる。私たちスタッフも自信をもってお薦めできる」と話す。

 松岡さんは「県内遠方からお越しの方にはもちろん、市民の方にも深谷のおいしいものやお薦めの土産物がここに来れば買えると喜んでいただいている。多くの方にご利用いただきありがたい。物産館や渋沢栄一翁ふるさと館OAKを拠点に市内の観光や各商店街、『中山道深谷宿』を知ってもらい市内を周遊していただければ」と笑顔を見せる。

 営業時間は9時~17時。

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