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深谷「ふっかちゃん」に新デザイン 小学生と市が協働、郷土の偉人「畠山重忠」モチーフに

完成したコラボデザインを持つ染谷校長(右)とふっかちゃんと市担当者(左)

完成したコラボデザインを持つ染谷校長(右)とふっかちゃんと市担当者(左)

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 深谷市立川本南小学校(深谷市本田、染谷明信校長)が5月25日、市イメージキャラクター「ふっかちゃん」に郷土の偉人「畠山重忠」のモチーフを加えたコラボデザインの発表を記念し、お披露目会を行った。

全校生徒が集まった「お披露目会」にはふっかちゃんも駆け付けた

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 コラボデザインは、4年生(22人)が提案。昨年の「総合的な学習の時間」で地域に生家跡が残る武将「畠山重忠公」についての「調べ学習」を行い、「郷土かるた」「重忠太鼓」の体験や同校にある「重忠コーナー」、絵本「畠山重忠一代記」などからさまざまなことを学ぶ中で、「畠山重忠をもっとみんなに知ってもらいたい」と、「畠山重忠」のモチーフを市イメージキャラクター「ふっかちゃん」にあしらうコラボデザインの企画が生まれた。提案を受けた市側では、市協働推進課が子どもたちの絵をデザイン化。お披露目会を開く運びになった。

 完成したコラボデザインは、「ふっかちゃん」が緑色のよろいとかぶとを身に着け、馬を背負うというもの。平安時代末期の源平合戦ではとりわけ有名なエピソード「一ノ谷(いちのたに)の戦い」で、人も馬も通れない険しい崖を「大事な馬にけがをさせられない」と愛馬を背負い、崖を下ったと伝わる重忠公の伝説をモチーフにしている。同協働推進課の中島祐輔主任は「児童の皆さんが描いた絵に緑色のよろいやかぶと、背負う馬などが多かった。皆さんの意見を取り入れた」と話す。

 お披露目会には「ふっかちゃん」も駆け付け、全校生徒の前でコラボデザインパネルを掲げて披露。代表の男子児童は「(コラボデザインが)実現してうれしい。重忠公のことをもっと知ってもらいたい」と呼び掛けた。染谷明信校長は「児童は自分たちの提案が形になったことで、大きな喜びと達成感を感じている様子。この自信が、これからの学習意欲につながっていくことも期待している」と話していた。

 コラボデザインは同市ホームページにアップする。データをダウンロードして個人で自由に楽しむことができるほか、申請すれば商用での利用もできる。

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